本学は3月24日、創立五十周年記念館2階会議室にて、第2回に続き、第3回「AI-HPCパートナーズ」ミーティングを開催しました。「AI-HPCパートナーズ」は、AIやHPC(High Performance Computing)、データ駆動計算に関心を持つ研究者・技術職員が集まり、ノウハウ共有や共同研究の創出を目指して設立された研究拠点です。今回は、AI・数理データサイエンスセンター(Angels)Cypher部門との共催により、「岡大Research Fusion Lounge 2026 Spring」を同時開催する形で実施されました。当日は、教職員、学生、URA、コーディネーター(産学連携・学術研究)など約30人が参加し、セッションでは多様な形式の発表が行われ、活発な議論が展開されました。
セッションでは、前半に【クラウド活用事例紹介】として、Amazon Web Services(AWS)やGoogle Cloudの研究利用に関する紹介に加え、学内データ連携の取り組みについての説明が行われました。これにより、研究におけるクラウド技術の活用可能性や実践的なノウハウが共有されました。中盤に行われた【研究発表】では、工学、経済学、医学という異なる領域から、それぞれの専門分野における最新の知見が紹介されました。後半の【研究ポスター発表】では、学内の様々な分野の研究者によるポスター発表が行われ、異分野融合を促す活発な意見交換の場となりました。イベント終了後には交流会も開催され、技術的な課題の相談からキャリア形成まで、さらなる分野横断的な対話とネットワーク形成のきっかけづくりが図られました。
本学では、「AI-HPCパートナーズ」と各部門の連携を通じて、AIやHPCを活用した研究支援および分野融合の推進に取り組み、研究力のさらなる向上とイノベーション創出に貢献していきます。今後の活動にぜひご注目ください。
■ セッション
【クラウド活用事例紹介】
「学内データを連携して利用する方法の紹介」
嶋吉 隆夫(AI・数理データサイエンスセンター Cypher部門)
「Google Cloud研究活用事例紹介」
クラウドエース株式会社、グーグル・クラウド・ ジャパン合同会社
「AWS研究活用事例紹介」
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社
【研究発表】
「生成AI時代のソフトウェア開発と大学における教育」
門田 暁人(環境生命自然科学学域(工) 教授)
「自信過剰な経営者の定量化と経営分析への応用」
石黒 武秀(社会文化科学学域(経済) 准教授)
「AIは病理画像の何を見ているのか:デジタル病理と新しい画像情報の発見」
藤澤 真義(学術研究院医歯薬学域(医) 助教)
【研究ポスター発表】
「人体構成学・医解剖学の教材アプリ開発 — oumed.cloud —」
中村 美樹、百田 龍輔(医学部)
「スマートグラスの利用を想定した講義における板書の文字認識」
竹内 孔一、キム スンホン(環境生命自然科学研究科)
「パーシステントホモロジーによる形のデータサイエンス」
大林 一平(AI・数理データサイエンスセンター)
「脂質-タンパク質間相互作用のプロテオーム解析」
千住 洋介(異分野基礎科学研究所)
「ヒト自己抗体の細胞表面抗原認識と機能解明に向けた解析手法の構築」
久津間 梨花子(ヘルスシステム統合科学研究科)
「学内生成AIを用いた分析法の紹介」
吉田 未希也(学術研究院教育研究マネジメント領域(情報統括))
「Vibe コーディングから宣言的プログラムへ: 体験可能な医療教育アプリ開発経験の報告」
中原 龍一(岡山大学病院 運動器地域健康推進講座)
「二次形式の出力層を導入した Echo State Networkを用いた流れ場の因果推論」
幡山 純(環境生命自然科学研究科)
「データ駆動型の熱流動制御と流れの多様体構造」
関本 敦(環境生命自然科学学域(工)環)
<設立趣意はこちら>
【本件問い合わせ先】
岡山大学 研究・イノベーション共創機構
学術研究コーディネーター 彭 子澴、主任URA 畑中 耕治
Email: peng-zixuan◎okayama-u.ac.jp、koji.hatanaka◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
AIやHPC(High Performance Computing)を活用したい研究者・技術職員の交流の場 「AI-HPCパートナーズ」第3回ミーティングを開催
2026年04月21日