国立大学法人 岡山大学

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2025年度若手トップリサーチャー研究奨励賞に大越裕史准教授、三瀬広記研究准教授を選出

2026年05月01日

 本学は、優れた業績を挙げた若手研究者を顕彰する「岡山大学若手トップリサーチャー研究奨励賞」を実施しており、2025年度文系受賞者に学術研究院社会文化科学学域(経済)の大越裕史准教授、理系受賞者に学術研究院医療開発領域の三瀬広記研究准教授を選出し、3月27日に学長室で表彰式を行いました。
 表彰式では、那須保友学長が表彰状と記念品を受賞者に手渡し、宇根山絵美学術研究推進本部長・上級URAとともに和やかな懇談会を行いました。那須学長は、「研究は、頑張ってやっていると道は必ず開けていくので、自分のやりたいことがどのように世の中に役に立つのか考えながら、しっかり研究を進めていただきたい」と激励しました。受賞者の大越准教授は「初めての研究に関する受賞であり、若手トップリサーチャー奨励賞の受賞が最初にあることは非常に光栄なことだと思う。これからもしっかり研究を頑張っていきたい」、三瀬研究准教授は「現在取り組んでいるDKD(糖尿病関連腎臓病)は国際的な問題になっている疾患であり、そこに立ち向かうために斬新な切り口でチャレンジしたいと思い糖鎖やミトコンドリアに着目した研究を進めている。道半ばですが、今回このように評価いただけて大変感激している。引き続き精進していきたい」と感想を述べました。
 同賞は国際的に活躍できる若手研究者の育成を図るため、平成19年度に創設。研究成果や競争的研究費獲得状況、将来性などを評価基準に、学内で慎重に審査し、受賞者を決定しています。

 受賞者紹介
学術研究院社会文化科学学域(経済) 大越 裕史 准教授
 国際経済学、特に貿易政策や国際課税が専門で、貿易政策や国際的な税制が経済にどのような影響を与えるかを理論的に分析しています。一見「良い」とされる政策が、実は望ましくない副作用を秘めている可能性などを多角的な視野で研究。2025年に採択された科学研究費補助金(基盤研究B)の中で、経済学・経営学分野の研究代表者として全国2番目の若さで採択されました。研究活動に加えて、海外研究者の招聘や大学院生育成、高校生向け講座などのアウトリーチ活動にも積極的に取り組んでいます。ミュンヘン大学でPh.D.を取得し、International Economic Review等のトップジャーナルへ論文掲載、競争的資金の獲得、国際誌のアソシエイト・エディターを務めるなど、国際的に認められた研究業績を有しています。また、エラスムス大学(オランダ)やノルウェー経済高等学院などの研究者との計4つの国際共同研究に注力し、確固たる国際ネットワークを構築することで長期的に安定した共同研究体制の基盤を固め、国際共同研究を通した国内外の研究者との交流を学部全体に広げ、さらには大学全体への国際的な活動の活性化が期待されています。

学術研究院医療開発領域 三瀬 広記 研究准教授
 DKD(糖尿病関連腎臓病)を軸とした慢性腎臓病や糖尿病合併症において、糖鎖やミトコンドリアという新しい観点で新規病態に迫る研究を進めています。シングルセル糖鎖・RNAシーケンス、空間グライコミクス、クライオ電子トモグラフィー、空間メタボロミクスなどの最先端技術を活用しながら研究を発展させ、科学研究費補助金(基盤研究B)、AMED創薬総合支援事業(創薬ブースター)、AMED循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業などに研究代表者として数多く採択されています。また、日本腎臓学会大島賞(令和8年度)および日本医師会医学研究奨励賞(令和6年度)も受賞。さらに、腎臓病、糖尿病血管合併症や肥満の研究において、国内外の研究施設と連携し、組織・血液・尿中の糖鎖病態の解明や個別化医療につながる新規バイオマーカーの探索を進めており、将来的に糖鎖やミトコンドリアを標的とした創薬化が期待されています。

【本件問い合わせ先】
研究・イノベーション共創管理統括部研究協力課
TEL:086-251-7118

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