本学の横井篤文副学長(グローバル・エンゲージメント担当)は、5月26~29日に米国オーランドで開催された世界最大級の国際教育会議「NAFSA 2026」において、文部科学省参与として登壇しました。
横井副学長は、日本政府を代表する立場として、「The Digital Age Imperative: Multicultural Co-learning for International Education」と題したJapan Sessionおよび、国際高等教育の潮流を議論するGlobal Outlook Spotlight Panelの2つのセッションに参加しました。
Japan Sessionでは、文部科学省高等教育局参事官(国際担当)付の古屋圭織専門官がモデレーターを務め、関西大学国際部の石田菖助教(池田佳子教授・グローバル教育イノベーション推進機構副機構長代理)とともに登壇しました。横井副学長は、本学が推進する多文化共修の取り組みをもとに、AIを活用した教育モデルを紹介し、日本の学生が抱える英語への不安や参加の壁を乗り越えるための新たな学習環境を提案しました。
Global Outlook Spotlight Panelでは、NAFSA会長兼理事長であるワシントン大学のアフマド・エゼディン国際担当副学長の司会のもと、ブラジル・サンパウロ州立大学(UNESP)のジョゼ・セルソ・フレイレ国際担当副学長、World Education Servicesのエステル・ベンジャミンCEO兼理事とともに登壇しました。パネルでは、地政学、人口動態、技術革新といった構造変化を背景に、国際高等教育の在り方が大きく転換している現状が共有され、国際化の再定義、持続可能な国際パートナーシップの構築の展開、そして国際教育の価値の明確化について議論が行われました。
その中で横井副学長は、現代の課題を「気候変動、生物多様性の喪失、そしてより広範な持続可能性の危機は、単なる科学的・政治的問題ではなく、本質的に、私たちの倫理観、価値観、そして世界観の危機」と捉え、これからの大学の国際化は、留学などのモビリティだけでなく、多文化共修を通じて学習環境そのものに国際性を取り込むことが重要で、そのことがモビリティの活性化にもつながり、また、AI同時翻訳や意見集約アプリなどの活用によって、語学力や留学経験に左右されず、多くの学生が国際的な学びに参加できる、よりインクルーシブな国際化を実現していくことが必要と発言しました。
本学は今後も、「高度な知の創成・創発・継承を通じた、人類社会の持続可能な未来の実現」のビジョンのもと、NAFSAをはじめとする国際的ネットワークとの連携を通じて、日本の高等教育の国際的プレゼンス向上と、多文化共修による持続可能な社会の実現に貢献していきます。
【本件問い合わせ先】
グローバルエンゲージメントセンター
Email:ougeo◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
岡山大学グローバルエンゲージメントセンターwebサイト
横井篤文副学長が文部科学省参与に任命されNAFSA 2026で日本政府代表として登壇 -AIと多文化共修による国際教育の新展開を発信-
2026年06月09日