国立大学法人 岡山大学

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スウェーデン・ヴェステルボッテン地域と協力覚書を締結― 持続可能な地域発展とウェルビーイングの実現に向けた国際連携を開始 ―

2026年06月17日

 スウェーデン・ヴェステルボッテン地域のリュクセレ市において5月27日に開催された社会開発に関する大規模ワークショップ「Mötesplats Lycksele(ミューテスプラッツ・リュクセレ)」において、ヴェステルボッテン地域と本学は、イノベーション、研究、教育、持続可能な地域開発等に関する協力覚書(Memorandum of Understanding:MoU)を締結しました。
 調印式での署名は、ヴェステルボッテン地域の地方開発ディレクターであるパトリック・セルストロム氏と、本学の狩野光伸副理事(未来人材創生(SDGs社会共創・DEI・附属学校園)担当)により行われました。本覚書は、両地域が長期的な協力関係を構築し、共同研究、イノベーションシステムの開発、アントレプレナーシップの推進、社会開発における新たな機会の創出を目指すものです。
 ヴェステルボッテン地域と岡山は、人口動態の変化、人材・スキルの確保、大都市圏外における地域発展など、共通する社会課題を抱えています。本連携では、こうした課題に対し、大学、行政、企業、地域社会が連携することにより、知識交流を促進し、地域の住民、企業、アカデミアに新たな国際的機会を創出することを目指します。また、地域課題の解決を起点に、研究・教育・社会実装を結び付けていく本連携は、本学がJ-PEAKSで掲げるウェルビーイングの実現にとどまらず、地域の未来を担う次世代の高度研究人材・若手イノベーターの育成(未来人材創生)に向けた実質的な国際基盤(エコシステム)の構築にもつながるものです。
 調印に先立ち、狩野副理事は「lighting up a corner(一隅を照らす)」と題して講演を行いました。講演では、大学、産業界、行政、市民・地域社会が連携して新たな価値を創出することの重要性に触れるとともに、最澄の言葉である「一隅を照らす」を紹介し、一人ひとりが自らの才能を生かして周囲や社会に貢献することが、これからの地域イノベーションとウェルビーイングの基盤になると述べました。
 また、ウメオ大学のトーラ・ホルムベリ学長との対談では、日本とスウェーデンが、科学技術やイノベーションへの関心、地域が直面する課題、そして互いを尊重し合う価値観において多くの共通点を有していることが確認されました。一方で狩野副理事は、共通点だけでなく、互いの違いを率直に学び合うことこそが、真に実りある国際連携につながると述べました。
 本連携について、ヴェステルボッテン地域からは、本学との協力を通じて、両地域が共有する社会課題への解決策を共に開発し、イノベーション環境を強化するとともに、未来の持続可能な社会を構築する力を高めていくことへの期待が示されました。  
 本連携については、現地メディアや地域の政治家による討論記事等でも紹介されるなど、現地でも高い関心が寄せられています。
 本学は今後、ヴェステルボッテン地域、ウメオ大学をはじめとする関係機関との連携を深め、地域課題の解決、持続可能な社会の実現、国際的なイノベーション・エコシステムの形成に向けた取り組みを推進していきます。

【関連動画】
Mötesplats Lyckseleにおける狩野副理事の講演および協力覚書署名の様子
ウメオ大学トーラ・ホルムベリ学長と狩野光伸副理事による対談
 
※写真:Patrick Trägårdh/提供:ヴェステルボッテン地域

【本件問い合わせ先】
研究・イノベーション共創機構
E-mail:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。

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