国立大学法人 岡山大学

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デジタル技術で祭りの「盛り上がり」を見える化― OI-Startが地域企業・大学と連携し、倉敷天領夏祭りで実証 ―

2026年08月19日

 本学が事務局を務める産学官連携組織「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)」は、7月25日、倉敷中央通りで開催された「第53回倉敷天領夏祭り」において、「チューブマンと応援!盛り上がり計測」と題した実証実験を行いました。
 本実証は、倉敷天領夏祭り実行委員会の協力のもと、本学学術研究院環境生命自然科学学域の松田裕貴講師の研究室、ノートルダム清心女子大学情報デザイン学部の鈴木優准教授の研究室、岡山理科大学経営学部の神田將志教授の研究室、OI-Start会員企業のピープルソフトウェア株式会社が連携して実施したものです。
 ビデオカメラで捉えた来場者の動きを基に、会場の「盛り上がり」を計測し、その結果をチューブマンや照明によって視覚的に表現することを目的としました。チューブマンは、送風機から送り込まれる風によって全身を大きく揺らす、細長い筒状の布製人形です。
 実証実験は、祭り会場のメインステージ南側で実施しました。会場にはビデオカメラのほか、5体のチューブマンと色を調整できる照明を設置。各大学の研究室とピープルソフトウェア株式会社が、それぞれの専門性を生かし、センシング、情報デザイン、効果測定、会場運営などに取り組みました。
 当日は、「代官ばやし踊り」や「OH!代官ばやし踊り」が行われる時間帯にシステムを稼働させ、会場の様子を撮影しました。計測結果に応じてチューブマンや照明の演出を変化させる仕組みを試行し、大きく動くチューブマンが来場者の目を引くなど、デジタル技術を取り入れた新たな祭りの演出となりました。
 各機関の役割として、本学松田研究室は、撮影・センシングシステムの運用や稼働状況、解析データの確認を担当しました。ノートルダム清心女子大学鈴木研究室は、チューブマンや照明を活用した情報表現を、岡山理科大学神田研究室は、今後の発展に向けた効果測定と情報収集を担当しました。
 また、ピープルソフトウェア株式会社は、倉敷天領夏祭り実行委員会との調整をはじめ、機材の準備、会場設営、安全管理、広報、来場者アンケートなど、実証実験全体の運営を担いました。各大学の学生も、システムの運用、うちわの配布、来場者への説明、アンケートの収集などに参加しました。
 今回の実証では、多くの人が行き交う実際の祭り会場にセンシングシステムを設置し、屋外イベントにおける盛り上がりの計測と可視化を試みました。今後は、取得したデータを詳しく分析し、会場内のどのような動きを捉え、それが計測結果にどのように反映されたのかを検証します。併せて、より適切なセンシング方法や、分かりやすく楽しい盛り上がりの表現方法について検討を進めます。
 本学およびOI-Startは、今後も大学、企業、自治体、地域の多様な主体をつなぎ、デジタル技術を活用した地域課題の解決と、新たな体験価値の創出に貢献していきます。

【本件問い合わせ先】
OI-Start事務局
(岡山大学自然科学系総合研究棟6F第1区画)
TEL:080-7178-7277、090-7185-8436
E-mail:oi-start◎okayama-u.ac.jp
 ※@を◎に置き換えています。

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