国立大学法人 岡山大学

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J-PEAKS連携ロボラボ見学会を開催

2026年10月08日

 岡山大学高等先鋭研究院先鋭研究群「植物・光エネルギー開発拠点」は、9月15日と24日の2日間、津島キャンパスの新技術研究センターに設置した「J-PEAKS連携ロボラボ」の見学会を開催しました。各回約20人が参加し、ロボット技術を活用した実験自動化の取り組みについて理解を深めました。
 J-PEAKS連携ロボラボは、岡山大学と信州大学が連携し、ロボット技術を活用した実験の自動化を進めるために設置した研究ラボです。研究者の作業負担を軽減するとともに、実験の効率化や研究機器の共同利用を通じて、研究の生産性向上や新たな研究・技術開発につなげることを目指しています。
 見学会では、学術研究院先鋭研究領域(異分野基礎)の畑中翼准教授が、ロボラボの設置背景や取り組みについて説明しました。ロボットアームや3Dプリンター、マイコン、カメラなどを組み合わせ、研究内容に応じて必要な装置や治具を製作することで、比較的低コストかつ柔軟に実験を自動化できることを紹介しました。
 実演では、粉末を決められた量だけ計量する作業や、液体を容器に分注する作業、容器のキャップを開閉する操作などをロボットが行う様子を紹介しました。また、滴定実験では、試薬を少しずつ加えながらカメラで溶液の色の変化を捉え、反応の終点を自動で判断する仕組みを実演しました。
 このほか、遠心分離後の上澄み液の除去や容器の交換、長時間にわたる実験の監視、決められた時間に試薬を加える作業など、研究者が繰り返し行う作業や、夜間を含めて長時間の監視が必要となる作業への活用例についても説明がありました。
 さらに、AIを活用した実験装置の設計や機器の選定、実験手順からのプログラム作成、画像認識、実験結果の分析など、研究自動化におけるAIの活用についても紹介されました。実験内容によって必要な装置や条件が異なるため、機械やAIなどの専門家と連携しながら、研究者それぞれのニーズに応じた自動化を進めていくことが重要となります。
 連携ロボラボでは、研究者が「この作業を自動化したい」という課題を持ち込み、ロボットやAI、実験などの専門知識を持つ学内の研究者・職員と協力しながら、自動化の方法を検討・試作することを想定しています。今後、学内での見学会や意見交換、共同開発などを通じて、研究分野を越えた連携を進め、実験自動化の知見を学内で共有していきます。

【本件問い合わせ先】
学術研究院先鋭研究領域(異分野基礎科学研究所)
准教授(特任) 畑中翼
E-mail:phau72f7◎okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置き換えています。

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