本学は10月14日、「微生物インダストリー共創コア学内説明会」を開催し、研究者、事務職員、学外連携機関の関係者など約60人が参加しました。本説明会は、2026年度「産業・科学革新人材事業(INSIGHT)」への採択を受け、本学が進める産学共創に向けた大学改革の方向性を共有するとともに、株式会社フジワラテクノアートと連携して推進する「微生物インダストリー共創プレミアムコア」の構想や今後の展開について、学内の研究者等に説明することを目的に開催したものです。
説明会は2部構成で行われ、第1部では、研究・イノベーション共創機構の河本雅紀筆頭副機構長から、INSIGHTにおける本学の取組について説明しました。続いて、総務部人事課および企画部経営企画課から新たな人事・評価制度について、学務部学務企画課から産学人材育成プログラムの策定に向けた取組について、それぞれ説明しました。
質疑応答では、産学間の人材交流を促進する仕組みや研究人材のマッチング、博士課程学生への経済的支援、リサーチ・アシスタント(RA)制度の活用などについて、参加者から活発な質問や提案が寄せられました。これらの意見を踏まえ、研究現場のニーズを取り入れながら、実効性のある制度の構築を進めていく方針を共有しました。
第2部では、微生物インダストリー共創プレミアムコアのプロジェクトマネージャーを務める坪谷育実主任URAが、同コアの今後の運営方針について説明しました。同コアでは、微生物の力を活用した産業化基盤技術の研究開発と、心豊かな循環型社会の実現に向け、微生物プロセス工学、AI等を活用したバイオシステム、ヘルスケア、農業・環境、人文・社会科学などの幅広い領域を対象とする五つの研究ユニットの設置を構想しています。今後、各ユニットにおいて研究者間の交流や企業との意見交換を進め、分野横断的な研究開発を具体化していきます。
続いて、株式会社フジワラテクノアートの藤原加奈副社長が、同社が掲げる「醸造を原点に、世界で『微生物インダストリー』を共創」という開発ビジョン2050の実現に向け、同コアへの期待と今後の展望について説明しました。また、狩山昌弘専務取締役は、産学の双方向の人材交流や人材育成を通じて研究開発を推進し、その成果を社会実装や新産業の創出につなげることの重要性を強調。微生物の可能性を生かして、食料・環境・資源などの社会課題の解決に貢献するとともに、岡山から新たな産学連携のモデルを全国、さらには世界へ発信していきたいとの期待を示しました。
最後に、産学イノベーション共創拠点長の櫻井副理事があいさつし、INSIGHTを通じて研究成果の社会実装を加速させるとともに、研究支援人材の配置やプロジェクトマネジメント体制の整備などを通じて、研究者の活動を組織的に支援していく考えを示しました。
本学は今後も、INSIGHTをはじめとする各種事業を有機的に連携させながら、大学と企業の垣根を越えた知・人材・資金の好循環を創出し、研究成果の社会実装と新たな産業の創出に向けた取り組みを加速していきます。
【本件問い合わせ先】
岡山大学 研究・イノベーション共創機構
TEL:086-251-8918
E-mail:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
「微生物インダストリー共創コア学内説明会」を開催 ~INSIGHTを契機に産学の人材循環と研究成果の社会実装を加速~
2026年10月22日