国立大学協会理事を務める本学の那須保友学長が、10月14日、フィリピン・イロイロシティで開催された「CHED x SEAMEO RIHED Higher Education Week 2026」の会合に登壇しました。
本イベントは、フィリピン高等教育委員会(CHED)と東南アジア教育大臣機構・高等教育開発センター(SEAMEO RIHED)が共同で開催したもので、東南アジア各国の政府関係者や大学関係者らが参加しました。基調講演では、CHEDのシャーリー・アグルピス委員長が、AIや気候変動、国際的な人材移動の拡大など、社会の変化を見据えて大学が備える必要性を指摘し、ASEAN域内の連携強化を呼びかけました。こうした議論の場で、那須学長は国立大学協会理事の立場から、ESD(持続可能な開発のための教育)と多文化共修をこれからの高等教育の中核に位置づける重要性を強調し、教育を通じて持続可能な社会を築く視点を発信しました。
また、本学からは、学術研究院共通教育・グローバル領域の稲森岳央准教授が、AIMS(Asian International Mobility for Students)Programmeの参加大学の代表として第20回年次レビューミーティングに出席し、東南アジアの高等教育関係者と地域における高等教育のあり方について意見を交わしました。
AIMSプログラムは、2010年に始まった政府主導の学部生向け交流プログラムで、SEAMEO RIHEDが運営を担っています。これまでに10か国・約90機関が参画し、延べ7,000人以上の学生が交流に参加しました。日本は2013年に加盟し、日本の大学を通じた交流実績は、2025年12月現在、受入1,471人、派遣1,210人に上ります。本学は、文部科学省が2026年度から5年ごとの公募制とした参加大学の選定において、全国9大学の一つに選ばれました。
本学は、2024年度から文部科学省の「日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業」を受託し、東南アジア(ASEAN)地域からの留学生数を、5年間で2倍にすることを目指して事業を進めています。インドネシア、マレーシア、ミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナムの7か国に計10拠点を設け、国立六大学(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学)や日本学生支援機構(JASSO)と連携し、ASEAN諸国からの優秀な留学生の受入れ促進に取り組んでいます。こうした取り組みを通じて培ってきたネットワークや交流の実績を基盤として、今年度から新たにAIMSプログラムにも参画することとなりました。
今後は、現地拠点を通じた日本留学の促進とAIMSによる大学間の学生交流を連動させ、東南アジアの大学との連携をさらに深めていきます。また、ESDや多文化共修を軸とした教育を通じて、地域の高等教育の発展と持続可能な社会を担う人材の育成に貢献していきます。
【参考】
「Asian International Mobility for Students(AIMS(エイムズ)) Programme 参加大学選定」の審査結果
【本件問い合わせ先】
企画部国際企画課
TEL:086-251-7036
那須学長がフィリピン・イロイロシティでの CHED×SEAMEO RIHED 会合に登壇
2026年11月02日