本学ダイバーシティ推進本部男女共同参画室は8月7日、研究スキルアップ講座「英語論文書き方セミナー」を一般教育棟で開催しました。
　本学の若手教職員や大学院生ら約230人が参加。日本で科学英語の指導を行う東京工業大学のミリンダ・ハル特任准教授が講師となり、英語論文を執筆する際のスタイルやわかりやすく書くための文法、日本人研究者によく見られる誤りなどについて解説しました。執筆前の注意点として「日本語の論文でわからないものは英語の論文にしてもわからない」と述べ、わかりやすい論文にする重要性を指摘。英語論文でカギを握るのは構成であるとし、「“日本語風の英語”ではなく、海外でも通じる英語を使った論文に」と熱弁しました。また、日本人が書いた英語論文を例に分析も行われ、参加者らはメモをとるなど熱心に聞き入り、終了後には多くの質問が寄せられました。
　本セミナーは、文科省科学技術人材育成費補助金「テニュアトラック普及・定着事業」の支援を受けて実施されました。男女共同参画室は、研究活動を行う上で必要な知識やスキルの向上を目指した研究スキルアップ講座を継続して実施しており、次回は更にバージョンアップした内容で「英語論文書き方セミナー実践編」を開催する予定です。

【本件問い合わせ先】
ダイバーシティ推進本部　男女共同参画室
TEL：086-251-7011

(13.08.09)