国立大学法人 岡山大学

LANGUAGE
ENGLISHCHINESE
MENU

狩野光伸教授がグローバル・ヤング・アカデミーのエグゼクティブ・コミッティーに選出

2014年06月06日

 国際的に科学技術の社会貢献を目指す若手科学者の組織、グローバル・ヤング・アカデミー(Global Young Academy:GYA)*の総会が5月21~24日、チリ共和国のサンチアゴで開催され、本学大学院医歯薬学総合研究科医薬品臨床評価学研究室の狩野光伸教授(日本学術会議若手アカデミー委員会副委員長)が、執行部役員(Executive Committee:EC)に選出されました。
 狩野教授は、日本学術会議の代表として出席し、ECに立候補。「国や文化、学術専門分野の違いを活かし合うことによる新しい価値の創造と、それを通じた社会貢献を行うことが重要」と訴え、候補者18人中、トップとなる信任得票率7割を獲得しました。日本からのEC選出は2011年以来で、昨年のECはアジアで1人のみ。狩野教授の選出により、今回のGYA-ECは、アメリカ、イギリス、エジプト、オランダ、ケニア、トルコ、日本、バングラディシュの9人構成になりました。今後、東アジアの文化背景を世界に伝え、かつ活かしながら、より各地域が等しく貢献していくシステムづくりの礎になることが期待されます。
 狩野教授は、「日本でも、文部科学省の研究大学強化促進事業など、大学の研究力強化の取組などが行われている。こうしたわが国の高い科学技術力を世界に発信し、役立てようとする取り組みが行われている中で、GYAとも連携して新しい価値の創造と、それを通じた社会貢献を行いたい」と話しています。

グローバル・ヤング・アカデミー(Global Young Academy:GYA)*
2009年に設立。国際的に科学技術の社会貢献を目指す若手科学者の組織で、世界の科学アカデミーの連合体であるインター・アカデミー・パネル(Inter Academy Panel)と強い関係を持つ唯一の国際若手科学者アカデミー。2013年には国連事務総長の関連する科学技術アドバイザリー会合にも招聘された。

【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科 教授 狩野光伸
TEL:086-251-7970

(14.06.06)

年度