国立大学法人 岡山大学

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岡山大学アドバンスドナノカーボン複合構造材料研究開発センター キックオフシンポジウム開催

2014年06月10日

 岡山大学アドバンスドナノカーボン複合構造材料研究開発センター(ANCS)*は5月28日、本学津島キャンパス自然科学研究科棟大会議室で、「ANCSキックオフシンポジウム」を開催しました。
 本シンポジウムは、文部科学省事業「革新的イノベーション創出プログラム」(COI STREAM)で採択された金沢工業大学中核拠点の「革新材料による次世代インフラシステムの構築」のサテライト拠点(COI-S)としての活動を紹介するものであり、現在本学ANCSでは基礎研究開発を主に担っています。金沢工業大学中核拠点はじめ、本学を含む8研究機関、企業とともに、基礎開発から製品化までを谷間なく、連続したスムーズな流れで社会実装を目指します。
 シンポジウムでは、森田潔学長と文部科学省産業連携・地域支援課の神田忠雄地域支援企画官が事業の取り組みを紹介。本学サテライト拠点のCOI-S研究リーダーの松浦宏治研究リーダーから、ANCSの取り組みについて説明しました。
 この後、基調講演があり、岐阜大学複合材料研究センターの三宅卓志センター長、信州大学の遠藤守信特任教授、(独)産業技術総合研究所の湯田坂雅子研究チーム長、大阪大学のクリスチャン・ベーリン(Kristian Bering)リサーチ・アドミニストレーターらが、技術シーズの社会実装の取り組みやその研究・産業化支援について紹介。参加した研究者や企業、自治体関係者ら約150人とともに、ANCの性質や基礎研究のスムーズな製品化への橋渡しなどについて熱心に議論しました。
 本学は、平成25年8月に文部科学省が選定した「研究大学強化促進事業」の支援対象大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」を目指し、このアドバンスドナノカーボンの更なる研究を進めていきます。

アドバンスドナノカーボン(ANC):岡山大学が独自に研究開発を進めている、新機能を付加しナノスケールから構造を制御した炭素材料のこと。

岡山大学アドバンスドナノカーボン複合構造材料研究開発センター//www.okayama-u.ac.jp/user/ancs/

【本件問い合わせ先】
医歯薬学総合研究科・システム生理学講師、COI-S研究リーダー 松浦宏治
TEL:086-251-8610

(14.06.10)

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