アフリカ地域の教育関係者が、初等理数科教授法の改善と学力評価手法を学ぶ研修が6月4日、本学で始まりました。本研修は、独立行政法人国際協力機構（JICA）の地域別研修(Training And Dialogue Program)の一つとして毎年行われており、今年は、ガーナ、タンザニア、ザンビアの教育省職員ら10人が本学教員の指導を受けます。
　アフリカ地域では、就学率は向上しているものの、教育の質の改善が課題となっています。本研修では授業見学や授業実践などを通して、効果的な指導案の作成や学力評価手法を習得し、初等理数科教育の授業力向上を目指します。
　教育学部棟で行われた開講式には、髙塚成信教育学研究科長、宇塚万里子国際センター教授、石川剛生JICA中国国際センター研修業務課長らが出席。宇塚教授が、「研修中、みなさんから指導を受けた日本の子どもたちが、いつかアフリカの子どもたちと出会い、平和でよりよい世界を共に築いていくことを期待しています」とあいさつしました。6日には、研修員らが森田潔学長を表敬訪問。研修への意気込みを語りました。

【本件問い合わせ先】
国際センター事務室
TEL:086-251-7038

(14.06.11)