国立大学法人 岡山大学

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第1回URA インターナショナル・リサーチ・セミナー2014を開催

2014年07月14日

 研究教育のグローバル化促進を目的に、本学リサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室は7月14日、自然科学研究科棟大会議室で、「URAインターナショナル・リサーチ・セミナー」を開催しました。
 大学院自然科学研究科無機材料学研究室の協力を得て実施。フランスモンペリエ第2大学のウェルナー・パウルス(Werner Paulus)教授が、「Non-stoichiometric oxides as a platform for applied and academic research:酸素イオン伝導性をもつ金属酸化物の基礎的研究と応用研究」と題して講演しました。
 酸素センサーや燃料電池などの材料に広く利用されている非化学量論組成をもつ金属酸化物について紹介。パウルス教授は「金属酸化物の複雑な構造の解明には、中性子施設や放射光施設など、大規模施設を活用した精度の高い実験が有効」とし、これらの施設を活用して得られた貴重なデータを交え、基礎から応用まで幅広く解説しました。
 パウルス教授が主催する教育・研究プロジェクトErasmus Mundus「MaMaSELF」も紹介。世界各国から集まった学生にヨーロッパ各地に設けられた大規模研究施設での実験を経験させる取り組みで、「最先端の研究施設で研究できるチャンスを活かし、研究のスキルアップを図ってほしい」と語りました。参加した学生、教職員ら約90人は、熱心に聴き入っていました。
 本学は、平成25年8月に文部科学省が全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の支援対象大学(国内19大学)の一つであり、世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」を目指しています。
 本セミナーは、本学の国際的な研究力強化とその普及のため、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施しました。

Erasmus Mundus「MaMaSELF」(英語):http://www.mamaself.eu/english/
【本件問い合わせ先】
岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室
TEL:086-251-8919

(14.07.18)


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