国立大学法人 岡山大学

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自然を金融商品として「証券化」 総合地球環境学研究所のプロジェクト開始

2014年04月01日

 本学大学院環境生命科学研究科土地利用計画学分野の生方史数准教授が研究責任者を務める総合地球環境学研究所(地球研)の「予備研究プロジェクト」が、4月1日から開始されました。
 本研究プロジェクトは、人間と自然の相互作用の関係を明らかにすることを目的に、「循環」「多様性」「資源」「文明環境史」「地球地域学」の5つの領域プログラムが設定されています。
 今回、生方准教授が行う研究は、「『自然の証券化』を理解する ~歴史・メカニズム・自然と社会のインパクト~」という課題で、国際林業研究センターや日本エネルギー経済研究所をはじめ東京大学、京都大学、九州大学、上智大学、愛媛大学などが参加しています。自然を金融商品としての「証券化」として位置づけ、その社会的・政治的なメカニズムや「証券化」される自然に住む人々にもたらす影響などを「知識」「技術」「制度政策」「インパクト」の4つの視点から分析・統合。自然の「証券化」への経緯とそのメカニズム、自然と社会への影響を検証します。1年間の予備研究の後、審査を経て、次の発展研究プロジェクトへ移行されます。
 多種多様な分野の研究者、企業、自治体関係者の研究プロジェクトへの参画を受け付けており、既存の分野の壁を越えた異分野国際共同研究へと発展させていく予定です。

研究プロジェクト概要(地球研):http://www.chikyu.ac.jp/rihn/project/FS-2014-02.html

【本件問い合わせ先】
大学院環境生命科学研究科准教授 生方史数
TEL:086-251-8885

(14.04.01)



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