国立大学法人 岡山大学

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大学ランキングの強化・推進策考える 第1回大学研究力強化ネットワーク・カンファレンス開催

2014年12月26日

 文部科学省の「研究大学強化促進事業」に選定された機関のうち、自然科学研究機構(NINS)や本学などでつくる「大学研究力強化ネットワーク」が12月17日、第1回大学研究力強化ネットワーク・カンファレンス「世界大学ランキングと国際情報発信」を東京医科歯科大学(東京都文京区)で開催しました。
 今回のカンファレンスは、本学と東京医科歯科大学の共催。講演では、世界の2大大学ランキングの一つである「QSランキング」について、QS Asia社の最高経営責任者(CEO)であるマンディ・モック(Mandy Mok)氏が、QSランキングのインデックスの詳細や強化ポイント、大学における国際連携の推進や国際情報発信の推進のストラテジーを紹介。エルゼヒア社の福﨑一郎リージョナルディレクターは、大学ランキングにランクインした海外大学の研究力強化の分析事例について説明しました。またEUコミッションからは、100%出資している研究情報交流のプラットフォームである「EURAXESS」の紹介や留学生や研究者などの学術交流事業である「Horizon2020」など取り組みについても話しました。
 閉会のあいさつでは本学を代表し、山本進一研究担当理事・副学長が「今回のカンファレンスで得られた知見を持ち帰り、各大学に合った戦略を練って、実施して頂き、その良し悪しを皆さんと共有して、日本の研究大学の強化促進に活かしていただきたい」と述べました。参加した各大学、研究機関などの研究者、リサーチ・アドミニストレーター(URA)、事務職員ら約60人は、大学ランキングを一つの指標とした大学研究力強化増強・推進策やより効果的な研究力の国際情報のあり方などについての新たな知見を得ることができました。
 本学は同ネットワークの運営委員として参画。また、同ネットワークを構成するタスクフォース(プロジェクトのためのチーム)の一つ「国際情報発信タスクフォース」の幹事機関を務めています。日本の研究力強化の促進のために、各機関と密に連携しながら国内外に向けて効果的な研究大学運営のあり方についての提言を発信していきます。

大学研究力強化ネットワーク*
文部科学省「研究大学強化促進事業」に採択された22機関を中心として、大学の研究力強化を強く推進する機関に呼びかけ、賛同を得られた機関で構成されている(窓口:NINS)。各大学の個性・特徴を尊重しつつ、研究者-URA-事務担当者の三者の緊密な連携のもと、大学・研究機関の枠をこえて、大学の研究力強化および支援機能の拡大を図る方策に関する議論と情報交換を行い、「共同しておこなうべきところは共同して行う」という発想のもと、相互の連携の推進を図り、また、必要な施策について行政等に働きかけるなど、個々の大学の研究力強化に資する活動を行っている。
また、研究力強化に関する具体的な取り組みについては、テーマ別のタスクフォースを置き、参加機関間で協議・連携する場としている。
 ・海外拠点を活用し国際プレゼンス向上・国際連携を促進するためのタスクフォース
 ・国際情報発信に関するタスクフォース
 ・URAの人材交流・キャリアパスに関するタスクフォース
 ・コンプライアンスに関するタスクフォース
大学研究力強化ネットワークホームページ:http://www.runetwork.jp/

【本件問い合わせ先】
岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室
TEL:086-251-8919

(14.12.26)


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