理数系教員（コア・サイエンス・ティーチャー）養成拠点構築事業に採択

2010年07月15日

　小中学校の理数教育で中核的な役割を担う教員を養成する（独）科学技術振興機構の平成２２年度「理数系教員（コア・サイエンス・ティーチャー）養成拠点構築事業」に、岡山大学の「科学の醍醐味を教科構成力・研修構成力に展開できる理数系教員養成ネットワーク拠点形成」計画が採択されました。

　
　岡山大学と岡山県教育委員会が連携し、岡山県の理数教育の充実を目指して、新たな理科教員養成と理科支援のシステムを開発。教育学部だけでなく理工系学部も含めた岡山大学全学の中から、教員志望の資質の高い学生を選抜し、大学院修士課程までの６年間を通じた特別プログラムで養成します。
　科学の専門性を学校教育理科へ有効に反映できる能力を身につけさせるとともに、２０１０年４月に全学センターとして設置した「教師教育開発センター」を中心に実施することで、質の高い教職実践力も保証。学校現場からたよりにされる中核的理科教員の輩出を目指します。
　特別プログラムで養成された者は、中級ＣＳＴ（コア・サイエンス・ティーチャー）として認定し、学校現場で理科に強い教員として活躍。現職教員向けの特別プログラムも実施し、その修了者も中級ＣＳＴ(現職)として認定。さらに、地域において、理科授業力向上研修を企画できる上級ＣＳＴも養成。こうしたプログラムで養成された教員を継続して成長させるネットワークも築きます。
　本学では、理系学部（理学部、工学部、環境理工学部、農学部）の学生は通常、小学校教員免許は取得できませんが、このプログラムを修了した学生には、小学校教員になる道も開けます。


　この事業は平成２１年度から公募で行われており、平成２１年度は、お茶の水女子大学など７大学・教育委員会を採択。平成２２年度は、本学など５大学・教育委員会が選ばれました。

参考資料


【本件お問い合わせ】
岡山大学教師教育開発センター　
センター長　　加賀　勝
（電話番号）086-251-7580
（FAX番号） 086-251-7755