国立大学法人 岡山大学

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シンポジウムを開催 スーパーコンピュータ「京」と生命科学

2015年06月26日

 本学は6月12日、シンポジウム「第4回スーパーコンピュータ『京』と生命科学」(本学主催、理化学研究所共催)を創立五十周年記念館で開催しました。
 山本進一副学長・研究担当理事とシンポジウムオーガナイザーである妹尾昌治副学長(国際連携大学院担当)があいさつ。4回目となる今回は、「生命科学に取り組む異分野の融合と交流の推進」をテーマに、計算科学を駆使した生命科学研究に取り組む学内外の研究者6人が講演しました。
 講演は、生命科学研究のための専用計算機ハードウエアおよび計算アルゴリズムの開発、数理科学によるがん進展の理論モデルの構築とコンピュータシミュレーション、バクテリアの系統樹解析と分子動力学計算による酵素の分子進化の追跡、我が国が世界に誇る高性能スーパーコンピュータである京コンピュータを使用した研究例など多彩な講演が繰り広げられました。
 京コンピュータを活用した最新の応用研究例としては、高精度結合自由エネルギー計算による創薬候補化合物の評価、タンパク質―リガンド複合体の量子化学計算による相互作用解析、次世代シーケンサから得られる膨大なゲノム情報の解析など、現在最先端で行われている研究が紹介されました。
 パネルディスカッションでは、「スーパーコンピュータが拓く生命科学研究の未来」と題し、スーパーコンピュータを活用した今後の生命科学研究の発展について討論。さまざまな観点から議論が深まると同時に、その発展を支える人材育成の重要性まで意見交換が行われました。
 学内外から200名以上が参加し、講演の質疑応答時間には会場から活発な質問がありました。

シンポジウムの詳細はこちら
http://www.cyber.biotech.okayama-u.ac.jp/Ksympo/index.html



【お問い合わせ先】
大学院自然科学研究科(工) 教授 妹尾 昌治
TEL:086-251-8216

(15.06.26)


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