本学は12月4日、「岡山大学知恵の見本市2015～もんげー岡山大学～」を創立五十周年記念館で開催しました。本見本市には、企業関係者、市民、教職員学生ら約490人が参加。特別講演や研究紹介プレゼンテーション、71件のブース展示が行われました。
　講演に先立ち、山本進一副学長が開会のあいさつ。岡山大学病院臓器移植医療センターの大藤剛宏教授が、「移植医療の革新　世界初“ハイブリッド肺移植”手術の現状と展望」と題して、講演しました。臓器提供の少ない日本の移植医療の現状を指摘。医学的理由で移植が断念されていた肺をリカバリーして移植する方法や、臓器提供が少ない小児に対する新たな術式への挑戦について世界初の取り組みを紹介しました。大藤教授は、「逆境に立ち向かうときこそ、人生最大のチャンス」と話しました。
　ブース展示会場では、本学の教員や学生が、ものづくりや、医療・福祉、農業・環境など7分野をテーマに研究成果を紹介。発表スペースでは、6件の研究紹介プレゼンテーションが行われ、企業関係者らと活発な意見交換が行われました。
　本見本市は、2006年から毎年開催し、今年で10回目。新たな産学官連携の推進と、地域におけるイノベーション創出の場となることを期待しています。

【本件問い合わせ先】
　研究推進産学官連携機構　産学官融合センター
　TEL：086-286-8002

(27.12.08)