国立大学法人 岡山大学

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森田学長と槇野病院長がインドを訪問 現地国際総合病院と意見交換を実施

2015年12月25日

 本学の森田潔学長と岡山大学病院長の槇野博史理事(病院担当)らは12月17日、インドの医療機関の現状視察と、研究教育分野における連携強化策の情報収集を行うため、インド・コルカタ市にあるアポロ病院(Apollo Gleneagles Hospitals Kolkata)を訪問しました。
 同病院は、シンガポールやインドなどで展開する私立の国際総合病院。コルカタにおいては全診療科、500床以上を有する上、世界各国からの医療従事者の研修受け入れなどを行っている研究教育機関です。
 訪問は、本学のインド拠点である岡山大学インド感染症共同研究センター(CRCOUI)の仲介により実現。CRCOUIの篠田純男センター長、今村大輔准教授、本学研究担当分野からは佐藤法仁リサーチ・アドミニストレーター(URA)らも参加しました。
 意見交換では、森田学長が本学の概要や国際展開について紹介し、槇野病院長は岡山大学病院の概要について説明。アポロ病院のスジョー・カー部長(Dr. Sujoy Kar)らと日本とインドの医療環境や医歯薬学分野における研究教育について話し合いもあり、特に大学や病院のグローバル化が進む中で、先進的な事例であるアポロ病院について密なやり取りを行いました。そのほか、病院内の診療現場などを見学しました。今後も、CRCOUIを通じて具体的な連携のあり方を構築していく予定です。
 本学は2007年9月、文部科学省の「新興・再興感染症研究拠点形成プログラム」に採択され、インド・西ベンガル州コルカタ市にCRCOUIを設置。インド国立コレラ及び腸管感染症研究所(NICED)などと長年にわたる密な国際共同研究体制や、本学執行部や関係機関などとの連携のもと、コレラや赤痢といった下痢症の制圧プロジェクトを精力的に実施しています。また昨年度は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「平成27年度感染症研究国際展開戦略プログラム」に採択されており、さらなるプロジェクト強化・促進を実施しています。
 今後、本学とインドの各研究・病院機関などとの国際共同研究・教育連携を深め、グローバル社会において活躍できる「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の構築をすすめていきます。
 なお本意見交換会は、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施されました。

岡山大学インド感染症共同研究センター(CRCOUI):http://wwwcid.ccsv.okayama-u.ac.jp/

【本件お問合わせ先】
岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室
TEL:086-251-8919

(15.12.25)


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