国立大学法人 岡山大学

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世界最大の国際ナノテクノロジー総合展「nano tech 2016」に出展

2016年02月09日

 本学は1月27~29日、東京ビッグサイトで開催された世界最大の「ナノテクノロジー」に関する展示会「nano tech 2016 -第15回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議-」に出展しました。
 本学は4件のポスター展示と技術講演を実施しました。大学院自然科学研究科(工)の寺西貴志助教が「ナノ強誘電体分極アシストによる超高速充放電二次電池」と題して、強誘電体酸化物を簡便な液相法により人工界面層として導入したナノ強誘電体―活物質複合材料について発表。強誘電体の分極アシスト効果によりキャリアイオンの円滑な挿入脱離反応を促進して超高速充放電を可能とする技術を説明しました。また、同研究科(工)の狩野旬准教授は「強誘電体を用いた新しい触媒設計」をテーマに、強誘電体を担体にした金属ナノ触媒を紹介。このナノ金属-強誘電体接合系では新しい電子ポンプシステムが発現し、低温で高効率な触媒が設計できることを説明しました。そのほか、同研究科(工)の紀和利彦准教授は、「テラヘルツ波ケミカル顕微鏡による化学反応分布計測システム」について、異分野融合先端研究コア仁科勇太准教授は、「バイオマス由来ナノカーボンの合成と用途開拓」についてそれぞれ発表しました。各研究成果に興味を持った材料メーカー、計測機器メーカー、研究機関とは、技術移転や共同研究の実施に向けて精力的に意見交換を行いました。
 本学研究推進産学官連携機構では、研究成果の普及や技術移転などの促進を図るため、展示会への出展を積極的に支援しています。

【本件問い合わせ先】
研究推進産学官連携機構
TEL:086-251-7112

(16.02.09)


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