国立大学法人 岡山大学

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フィンランドの成功例から英語授業力向上を学ぶワークショップを開催

2016年02月17日

 本学高等教育開発推進機構は2月8日~10日、「英語授業力を高めよう!CLIL(内容言語統合型授業)ワークショップ」と題した教員研修を附属図書館とL-caféで開催しました。
 英語と大きく異なるフィン語を母語とするフィンランドでは、英語教育に関してわが国と同様の課題に直面していました。そこで有力大学では、時事問題や異文化理解などをテーマとした内容と言語の両方を学ぶ授業方法「CLIL(Content and Language Integrated Learning、内容言語統合型学習)」が導入され、英語教育に多大な成果をあげています。
 研修には、本学教員のほか、筑波大など他大学や高校の教員ら延べ約100人が参加。フィンランドのアールト大学マウリス・フォージェイ氏、タンペレ工科大学ヘイディ・ヤウニ氏が講師となり、「CLIL導入のステップ」や「言語教師と授業科目教師のコラボ」、「CLILの教室活動デザイン」など6つのテーマによるワークショップを3日間にわたり実施しました。
 ワークショップでは、CLIL実践例とともに、「英語ネイティブスピーカー教員がノンネイティブスピーカー教員の授業支援をするモデル」と「学科科目内容に合わせた内容の英語授業を提供するモデル」が紹介され、参加者らはグループ討議、グループワークなどを通じて活発に議論し、CLILについての知見を深めました。
 本学は、留学生の受入れと学生の海外派遣を促進するとともに、十分な英語能力を獲得した学生に対し英語による授業を展開しています。本研修では、英語による授業の実施のため、教員がフィンランドの成功例からCLILについて学び、実践することを目的としています。

【本件問い合わせ先】
学務部学務企画課 TEL:086-251-7203

(16.02.17)


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