平成28年度 橋渡し研究加速ネットワークプログラム新規シーズに追加採択及び加速支援が決定
2016年08月23日
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の平成28年度「橋渡し研究加速ネットワークプログラム」において、8月1日付けで本学を支援拠点とした1課題(代表:徳島大学 木戸博名誉教授)が、臨床でのPOC※取得を目指す臨床研究開発課題であるシーズCにおいて追加採択となりました。同時に、既に決定していた1課題(代表:岡山大学 松尾俊彦准教授)についても、目標到達への加速のため、研究費の追加支援が行われることが決定しました。これで本拠点からのシーズCの採択は、以下の3課題となりました。
課題名 | 研究代表者(所属) |
小児心不全に対する心筋再生医療法の企業主導多施設共同臨床治験 | 王 英正 (岡山大学) |
岡山大学方式の人工網膜の医師主導治験の準備と実施:生物学的安全性評価・製造・品質管理・第Ⅰ相・Ⅱ相試験 | 松尾 俊彦 (岡山大学) |
生体成分粘膜アジュバントSF-1添加経鼻接種インフルエンザワクチンの臨床試験 | 木戸 博 (徳島大学) |
本学は平成26年9月5日、文部科学省(現在は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)に事業移管)の「橋渡し研究加速ネットワークプログラム」橋渡し研究支援拠点に採択されました。本事業は、生命科学分野の基礎研究の成果を実際の医療に活用するための橋渡し研究(トランスレーショナル・リサーチ)を推進するものであり、基礎研究から実用化まで一貫した流れのもと、日本発の革新的な医薬品・医療機器の創出する体制の構築を目指すものです。
平成28年度のシーズ新規募集に、本拠点において中四国エリアより集積した研究シーズの中から16課題(本学課題10件、本学外課題6件)を選定しAMEDへ申請を行いました。3月15日に1課題(代表:岡山大学 松尾准教授)の採択が決定。昨年度採択となった課題(代表:岡山大学 王英正教授)についても、継続の評価が行われ、3月8日、平成28年度の継続課題として採択されています。
上記3課題について、目標到達に向け着実に進めていくとともに、本拠点が掲げる「健康寿命の延伸」に繋がる新しい医療の実現に向け、新しいシーズの発掘と育成に努めていきます。
※POCとは
プルーフ・オブ・コンセプトの略称で、基礎研究の段階におかれている新薬候補物質の効果、安全性、製造品質が、動物やヒトに投与する臨床実験において認められること。
<補足>
文部科学省「橋渡し研究加速ネットワークプログラム」橋渡し研究支援拠点に採択
(本学HP) //www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id3832.html
平成28年度 橋渡し研究加速ネットワークプログラム シーズ新規募集について
(AMED HP) http://www.amed.go.jp/news/program/050120151225.html
平成28年度 橋渡し研究加速ネットワークプログラム シーズ新規募集結果について
(AMED HP) http://www.amed.go.jp/news/program/050120151225_kettei.html
平成28年度 橋渡し研究加速ネットワークプログラム シーズ新規採択課題について
(AMED HP)http://www.amed.go.jp/news/program/050120151225_kettei02_besshi01.html
<お問い合わせ先>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
橋渡し研究部 橋渡し研究支援室
TEL:086-235-7019
URL: http://seeds.hsc.okayama-u.ac.jp/
(16.08.23)