国立大学法人 岡山大学

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岡山ESDプロジェクトが「ユネスコ/日本ESD賞」を受賞

2016年09月16日

 ユネスコ(国連教育科学文化機関)は9月15日、2016年の「ユネスコ/日本ESD賞」を、本学などが参画する「岡山ESDプロジェクト」に授与することを発表しました。表彰式は10月11日、パリのユネスコ本部で開催され、岡山ESDプロジェクトを代表して、阿部宏史理事・副学長(岡山ESD推進協議会会長)が出席します。
 岡山大学は、岡山ESDプロジェクトの開始時点から、継続して主導的役割を果たしています。学内では、2007年4月にユネスコからESD推進を目的とする岡山大学ユネスコチェア(高等教育機関内の学術拠点)の設置認可を受け、環境理工学部や大学院環境生命科学研究科が中心となって、大学教育へのESD導入や国内外の関係機関との交流を進めてきました。また、全国18大学で組織するユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)に2008年度の創設時から参加。大学院教育学研究科が2010年度に設置したESD協働推進室を中心として、学校教育のESD推進拠点であるユネスコスクールの活動支援や教員研修などを実施しています。
 今回の受賞に対して、阿部理事・副学長は「本学が地域や国内外の関係機関と連携して進めているESD取り組みが世界的に卓越した水準にあることが認められ、大変光栄です。今後もESDの推進に積極的に取り組んでいきたい」と話しました。

岡山ESDプロジェクト:
 岡山地域では、「国連持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」(2005年~2014年)の開始を受けて、2005年4月に岡山市を事務局とする岡山ESD推進協議会を設立し、岡山ESDプロジェクトを開始した。
2005年6月には、国連大学からESD推進拠点であるRCE(Regional Centers of Expertise on ESD(RCEs))に世界最初の7箇所の1つとして認定され、地域の大学、小中高校、企業、NPO、NGO、市民団体などが参加して、持続可能な社会の形成に向けた教育、人材育成、地域活動、開発途上国支援などの取り組みを進めている。

ユネスコ/日本ESD賞:
 2014年秋に岡山市と名古屋市で開催された「ESDに関するユネスコ世界会議」において、日本政府の財政支援により創設された。選考は、ユネスコ本部が世界各国からの推薦に基づいて実施。世界中のESDの実践者にとってより良い取組に挑戦する動機付けと、優れた取組を世界中に広めることを目的として、2015年から優れた取り組みを毎年3件決定している。

<関連するHP>
  ユネスコHP:http://en.unesco.org/prize-esd
 文部科学省HP:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/09/1377302.htm

【本件問い合わせ先】
 岡山大学理事・副学長 阿部宏史
(電話番号)086-251-7005
(FAX番号)086-251-7021

(16.09.16)

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