本学教員の指導の下、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ウルグアイの教育関係者が、「中等教育課程における数学教育の質の向上」を目指す研修が11月7日から始まりました。8日から参加する2人を加えた16人の研修員が参加。本研修は独立行政法人国際協力機構(JICA)の課題別研修の一つとして行われており、11月25日までの3週間実施します。
中南米地域では、初等教育を卒業し、中等教育に進学する子どもの割合が大きく増えているものの、教育の質、中でも数学教育の質の低さが課題となっています。本研修では、日本の中等数学教育に関する理解を深め、学習指導案の作成や模擬授業演習などを通じて、特に前期中等教育の数学科における教員の指導技術の向上や生徒中心型の授業の推進を目指します。
本学教育学部棟で行われた開講式には、穴沢一夫国際担当副理事、髙塚成信大学院教育学研究科長、吉成安恵JICA中国国際センター研修業務課長ら20人が出席。穴沢副理事が「教員の資質能力の向上は教育の充実を図るうえで重要な政策課題です。本研修での経験が、中南米地域の多くの学校で活用されることを大いに期待しています」とあいさつしました。
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(16.11.11)