本学研究推進産学官連携機構は2月21日、本学の研究者が最新の科学を分かりやすく説明する「第59回岡大サイエンスカフェ」を創立五十周年記念館で開催しました。
本学大学院社会文化科学研究科の今津勝紀教授が「科学で読み解く日本の古代史 -人口・家族・病気・災害-」をテーマに講演。コンピューターシミュレーションにより正倉院文書に伝わる奈良時代の戸籍から当時の家族のあり方や人口動態、その背景にある飢饉、疾病、気象、災害といった自然条件、政治的、社会的条件など、当時の人々の生産と生活について説明しました。参加した市民ら135人は熱心に聴き入っていました。
次回のサイエンスカフェは「歯を失った際に現状でできることと将来展望 -口腔インプラントと再生医療-」と題し、4月17日に開催予定。
人が生涯を健康に過ごすために、歯は非常に重要な役割を担っています。認知症や誤嚥性肺炎の原因にもなる歯の欠損から、口腔機能を回復させるインプラント義歯や現在研究が進められている歯の再生医療について、大学院医歯薬学総合研究科の窪木拓男教授が、分かりやすくお話します。
【本件問い合わせ先】
研究推進産学官連携機構 社会連携本部
TEL:086-251-7112
(17.2.23)