本学ウェイトトレーニング部が7月9日、学長室を訪れ「文部科学大臣杯争奪第46回全日本学生パワーリフティング選手権大会」での優勝を報告しました。（6月30日・大阪府 阪南大学開催）
　パワーリフティングはスクワット、ベンチプレス、デッドリフトの三種目を各3試技挑戦し、その挙上重量のトータルを競う競技です。また、本大会では各階級で個人戦の順位を競い、順位により得られた得点によって参加16大学の団体順位が決定されます。
個人戦では、女子52kg級 熊原もも花さん（法学部4年）、女子63kg級 岡田佳奈さん（グローバル・ディスカバリー・プログラム2年）、男子53kg級 寺岡拓朗さん（経済学部2年）、男子105kg超級 有岡幸一郎さん（理学部4年）の4名が個人優勝を果たし、女子63kg級の岡田佳奈さんは3種目・トータル全て日本学生記録を樹立！個人戦の上位に多く名を連ねた本学は、3年ぶりの団体優勝となりました！
　槇野博史学長から優勝の感想を聞かれ、主将の大和勇貴さん（環境理工学部4年）は、「昨年は悔しい結果となってしまいましたが、雪辱を果たすことができました」と話しました。昨年の結果は団体4位。表彰台を逃したという悔しさが今回の結果に結びついたと言います。
　また、創部30年の歴史の中で、全国優勝は今回が13度目。「強さの秘訣は何ですか」との質問には、「ご指導の賜物です」と謙虚に答えました。ウェイトトレーニング部では、歴史を作ってきたOBやOGが監督やコーチとして次の世代を育てるシステムがあるとのこと。これにより、技術の向上に加え、的確な補助や指導により大きな怪我もなく競技に臨めることが、強さの秘訣ということでした。
　パワーリフティングは、コツコツやることで伸びる競技であるとのこと。トレーニング時の重量・回数・セット数などメニューを計画的に組み上げ、愚直にこなしていく。大きな成果を突然得られるものではなく、少しずつ基礎的な筋力を上げていく。この積み重ねが大事なのだと話します。
　今回の部員一丸となり王座を奪還した背景には、悔しさをバネにする力、支えてくれる方への感謝、そしてコツコツと一歩ずつ成果を積み重ねていく、努力の日々がありました。

【問い合わせ先】
学務部学生支援課
TEL:086-251-7176

【団体結果】　（総合得点）
第1位 岡山大学 　 57点 第9位 名城大学 19点
第2位 京都学園大学 51点 第10位 北海学園大学 18点
第3位 青山学院大学 42点 第11位 国際武道大学 12点
第4位 東京大学 38点 第12位 岡山商科大学 9点
第5位 東北大学 36点 第13位 首都大学東京 7点
第6位 早稲田大学 23点 第13位 埼玉大学 7点
第7位 東京農業大学 21点 第15位 阪南大学 3点
第7位 愛知学院大学 21点 第15位 東洋大学 3点

【個人結果】 （学年） ※ S：スクワット B：ベンチプレス D：デッドリフト T：トータル
女子52kg級
第1位 熊原 もも花 (4) S:70kg B:45kg D:100kg T:215kg (F:330.7)
第2位 砂野 遥香 (2) S:90kg B:40kg D:107.5kg T:237.5kg (F:311.4)
女子63kg級
第1位 岡田 佳奈 (2) S:132.5kg B:65kg D:147.5kg T:345kg
第2位 豊島 恵未理 (4) S:85kg B:52.5kg D:115kg T:252.5kg
男子53kg級
第1位 寺岡 拓郎 (2) S:122.5kg B:90kg D:142.5kg T:355kg
男子59kg級
第5位 藤田 透芽 (4) S:142.5kg B:85kg D:177.5kg T:405kg
男子66kg級
第7位 松岡 風樹 (4) S:155kg B:115kg D:195kg T:465kg
男子74kg級
第4位 安部 岳 (3) S190kg B:122.5kg D:225kg T:537.5kg
第5位 倉光 遼 (4) S:190kg B:125kg D:210kg T:525kg
第9位 福島 好宏 (3) S:175kg B:120kg D:195kg T:490kg
男子83kg級
第8位 臼井 将一朗 (4) S:195kg B:132.5kg D:190kg T:517.5kg
男子105kg級
第6位 片山 貴史 (2) S:165kg B:85kg D:165kg T:415kg
男子105kg超級
第1位 有岡 幸一郎 (4) S180kg B:120kg D:180kg T:480kg
第2位 寺坂 拓郎 (3) S:170kg B:115kg D:180kg T:465kg