国立大学法人 岡山大学

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「岡山県 企業と大学との共同研究センター」と岡山県寄付講座「おかやまIoT・AI・セキュリティ講座」を開設

2019年10月07日

 「岡山県 企業と大学との共同研究センター」と岡山県寄付講座「おかやまIoT・AI・セキュリティ講座」が10月1日、本学内に開設されました。
 「岡山県 企業と大学との共同研究センター」は、大学など高等教育機関の知の活用により新たな技術課題に対応しながら成長・発展を目指す県内企業を支援する「大学と連携した地域産業振興事業」の中核を担う拠点として岡山県が設置。本年3月に本学が岡山県と締結した「大学と連携した地域産業振興に係る協力に関する協定」に基づき、津島キャンパス旧事務局庁舎2階に設置することとなったものです。
 この日行われた開所式では、伊原木隆太岡山県知事が「産学官連携に関する今までの取り組みをさらに深め、県内企業と研究者との的確なマッチングを行い、地域と大学がお互いに良い影響を与えあう関係を築きたい」とあいさつ。本学の槇野博史学長が「岡山大学はSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みを行っている。本センターと連携を深め、共同研究や人材育成を推進することで、その取り組みを加速していきたい」と述べました。
 今後、同センターを窓口に、県内企業と大学等とのマッチングや共同研究の推進に加え、前述の協定に基づく事業の一環として、大学における県内企業の研究開発力向上のためのプラットフォームづくりや企業人材育成を目指す教育プログラムの実施などに取り組むことにしています。
 同日には、岡山県との協定に基づき設置された寄付講座「おかやまIoT・AI・セキュリティ講座」の看板上掲式も自然科学系総合研究棟にて行われました。
 この寄付講座は、「Society5.0」に向けた岡山県内の中小企業の技術開発力、企画提案力の向上のため、IoT・AI・セキュリティを中心とした教育を行うことを目的に開設されました。大学院自然科学研究科の野上保之教授や大学院ヘルスシステム統合科学研究科の原直助教らが中心になって準備を進めてきたもので、改組後の自然科学研究科としては初めての寄付講座の開設になります。当日は冨田栄二自然科学研究科長、阿部匡伸工学部長、野上教授、原助教らが出席しました。
 今後、岡山県と本学は、連携して県内企業の研究開発力向上や企業人材の育成などをさらに促進し、地域の活性化につなげていきます。

【本件問い合わせ先】
 「岡山県 企業と大学との共同研究センター」について:
  研究協力部研究協力課 TEL: 086-251-8462
 寄付講座「おかやまIoT・AI・セキュリティ講座」について:
  大学院自然科学研究科 教授・野上 保之 TEL: 086-251- 8127

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