国立大学法人 岡山大学

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若手トップリサーチャー研究奨励賞 南助教、寺西准教授を表彰

2020年02月21日

 本学は、優れた業績を挙げた若手研究者を顕彰する「岡山大学若手トップリサーチャー研究奨励賞」について、文系受賞者に埋蔵文化財調査研究センターの南健太郎助教、理系受賞者に大学院自然科学研究科の寺西貴志准教授を選び、2月10日に学長室で表彰式を行いました。
 文系受賞者となった南健太郎助教は、銅鏡の一部を破壊することなく精度の高い分析データを得るために、物理学分野との共同研究の下、特性X線ミューオン非破壊非接触での分析に成功し、ミューオン非破壊分析法の確立に著名な業績を挙げていることが高く評価されました。
 理系受賞者となった寺西貴志准教授は、誘電分極をリチウムイオン電池の出力改善に利用する全く新しい試みを行っており、チタン酸バリウム系強誘電体のナノ粒子をセル電極に人工界面層として導入することで、高速充放電特性が劇的に向上することを世界に先駆けて見いだされたことが高く評価されました。
 式には槇野博史学長をはじめ、那須保友理事・副学長(研究担当)、滝川正春研究推進本部長補佐が表彰状と記念品を手渡し、「これを記念として、社会のため、世界で活躍できる国際人として、さらに研究に励んでほしい」と激励しました。
 同賞は国際的に活躍できる若手研究者の育成を図るため、平成19年度に創設。実績や外部資金獲得、将来性などを評価基準に、学内で慎重に審査し、受賞者を決定しています。

【本件問い合わせ先】
研究協力部研究協力課
TEL:086-251-7118

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