国立大学法人 岡山大学

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宝田研究教授がAMED「令和2年度再生医療実現拠点ネットワークプログラム(技術開発個別課題)」に採択

2020年05月14日

 本学大学院医歯薬学総合研究科(医学系)組織機能修復学分野の宝田剛志研究教授が5月13日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和2年度 再生医療実現拠点ネットワークプログラム(技術開発個別課題)」に採択されました。
 同プログラムは、iPS細胞などを使った再生医療について、オールジャパン体制で研究開発を推進し、日本発のiPS細胞技術を世界に先駆けて臨床応用することを目的としています。本年度は、再生医療研究事業のマネジメントに関するチェック項目を踏まえた臨床研究・治験を目指す研究開発(トランスレーショナル・リサーチ)、臨床研究・治験により明らかとなった課題を基礎に立ち戻って解明する研究開発(リバース・トランスレーショナル・リサーチ)について公募されました。宝田研究教授はトランスレーショナル・リサーチの分野での採択となり、「自己凝集化技術によるヒトiPS/ES細胞からの立体軟骨組織の創出」(研究期間:令和2~3年度)という題目のもと、研究開発代表者を務めます。
 今回の採択を受けて宝田研究教授は、「この採択課題は、同拠点プログラムにおいて前回採択された課題『ヒト多能性幹細胞に由来する分化指向性間葉系前駆細胞集団の選別単離方法の開発』を発展させた内容になります。より一層精進を重ねる所存ですので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします」とコメント。これからの2年間の研究活動に意欲を見せました。
 宝田研究教授は、准教授(当時)として2016年から研究室を主宰。2018年11月には、その研究実績により、研究代表者(PI:Principal Investigator)として外部資金を獲得して研究マネジメントを行っている准教授に与えられる「研究教授(Research Professor)」の称号を学長より付与されており、再生医学を起点に精力的な研究活動を進めるとともに、本学の研究力強化促進を担う秀逸な若手研究者のひとりです。同プログラムでも次世代の再生医療の革新的な医療の実現、さらには若手研究者の先導的役割を担いつつ、研究力強化促進などに大きく貢献することが期待されます。

〇参考
宝田准教授が「平成30年度 再生医療実現拠点ネットワークプログラム(幹細胞・再生医学イノベーション創出プログラム)」に採択(2018年5月9日)


【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科(医学系)研究教授 宝田剛志
TEL:086-235-7407

年度