国立大学法人 岡山大学

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創発的研究支援事業学内説明会を開催 多様性と融合性によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指して

2020年06月23日

 本学は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が新たに実施する令和2年度「創発的研究支援事業」について、積極的かつ全学を挙げて取り組むため、6月18日、学内説明会をweb上で開催しました。
 本事業は、特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を⻑期的に支援するものです。具体的には、⼤学などの研究機関における独立した又は独立が見込まれる若手を中心とする研究者からの挑戦的で多様な研究構想が募集されています。
 今回、本学からも数多くの若手を中心とする研究者が、積極的に本事業に挑戦するための支援として、学内説明会を開催しました。説明会では、冒頭に那須保友理事(研究担当)・副学長があいさつ。申請について大学全体でバックアップすることや、本事業採択者には研究者の裁量を最大限に確保した創発的研究の遂行にふさわしい適切な研究環境を用意し、仮に採択に至らなかった場合でも、失敗を恐れず高い壁に挑んだ研究者らに対してより良い研究の場を提供できるように、制度改革を含めたあらゆる取り組みを進めていくと述べました。
 続けて東京駐在の佐藤法仁副理事(研究・産学共創担当)・URAが、本事業について説明。はじめにわが国の若手研究者支援の中心となっている「研究力強化・若手研究者支援総合パッケージ」(2020年1月23日 総合科学技術・イノベーション会議策定)について紹介し、人材、資金、環境の三位一体改革による研究力強化と若手研究者支援について概要を説明しました。本パッケージの取組に上げられている創発的研究支援事業について、JSTから公表されている内容と情報収集を行ったものを加味して、本事業について丁寧に説明。冒頭で那須理事が言及した申請者と採択者への本学としての支援のあり方について、資金と人材の観点から説明し、「申請者と採択者に対する全学的なサポートを進めるとともに、申請に至る過程においてポジティブかつアクティブな若手研究者の把握や、その研究者らが気持ちよく研究活動などに従事できるようにするための制度改革なども同時に進めていきたい」と述べ、短期的な事業採択という視点に捉われず、次世代の研究人材育成を見据えた取り組みのひとつとして戦略的に進めていきたい旨を強調しました。
 本学ではこれまでにURAを中心として研究教授や研究准教授制度の構築と運用、さらには若手研究者を支援するための「岡山大学若手研究者育成支援パッケージ」を組成し、研究・イノベーション環境の創出を続けてきました。本事業でも若手研究者を支援し、育成するために研究担当理事・副学長を長としたタスクフォースを結成し、全学を挙げて支援に取り組んでいきます。

○学内説明会について(2020年6月18日開催)【学内限定ページ】
○創発的研究支援事業(JST)についてはこちらをご覧ください。

【本件問い合わせ先】
研究協力部研究協力課 山口、布野
TEL:086-251-8486

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