学生起業家の登竜門として知られる「2020キャンパスベンチャーグランプリ」の中国大会で、久保駿貴さん（理学部4年）が最優秀賞、大学院自然科学研究科の太田翔也さん、田浦のぞみさん、盧家昱さん（いずれも大学院博士前期課程1年）のグループが特別賞に選ばれ、1月20日に広島で開催された表彰式に出席しました。
　久保さんは、就職活動の最終面接に落ちた学生を企業間で推薦・採用できるプラットフォーム『ABABA』を提案。企業側はフィルタリングされた優秀な学生を確保でき、採用フローを大幅にカットできるメリットがあるほか、学生にとっても効率的な就職活動が実現します。
　太田さんらのグループは、主原料をプラスチックとする使い捨てマスクがもたらすプラスチック海洋汚染問題の解決を目指し『水溶性マスク』の企画を提案。機械システム工学専攻の大学院科目「高度創成デザイン」の講義で発案したものに改良を重ね、本コンテストに応募しました。
　久保さんは受賞を受け、「昨年に続き映えある賞をいただき大変嬉しく思います。昨年の全国大会では結果を残せなかったので、リベンジできるように頑張ります」とコメント。太田さんは、「現在のコロナ禍について調査を行う中、需要の増加した使い捨てマスクが海洋汚染につながっていることを知り、問題解決として本プランを提案しました。今回、特別賞を頂くことができ大変うれしく感じております」と話しています。
　キャンパスベンチャーグランプリ中国大会は、中国地方の大学院、大学、高等専門学校、短期大学、専門学校などに在籍する学生を対象にビジネスプランを募集、審査、表彰する事業です。今年度はコロナ禍にも関わらず、20校から計129件の応募がありました。
　久保さんは、昨年に続き最優秀賞を受賞。1月29日に開催されるキャンパスベンチャーグランプリ全国大会に出場します。

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