国立大学法人 岡山大学

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手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ Xi」2台目を導入 国立大学病院唯一となる「ダ・ヴィンチ」3台での運用開始〜より多くの患者さんにロボット手術が可能に〜

2023年04月20日

◆発表のポイント

  • 岡山大学病院は、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ Xi」の2台目を導入し、2023年4月よりダ・ヴィンチ3台での運用を開始しました。
  • ダ・ヴィンチ3台を稼働している施設は、国立大学病院の中では岡山大学病院のみとなります(当院調べ)。
  • 3台体制となることで、患者さんの手術待機期間を短くし、手術件数の増加に対応できる体制を整えることができました。
  • 2022年4月の診療報酬改定で、新たに8種類のロボット手術が保険適用となっており、対象手術のさらなる増加に対応することも可能です。

<社会的な意義>
 岡山大学病院は特定機能病院として、これからもひとりでも多くの患者さんに質の高い先進的かつ高度な医療を提供できるよう努めてまいります。


 岡山大学病院では、患者さんの体への負担が少ない内視鏡手術の利点を向上させるため、2010年に手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を導入して以来、これまでに泌尿器科、消化菅外科、呼吸器外科、産科婦人科領域で約2,600件のダ・ヴィンチ支援下内視鏡手術を行ってきました。これは、中国四国地方において第1位の実績になります(当院調べ)。
 この実績を背景に、このたび2台目となる「ダ・ヴィンチ Xi」を導入しました。今回の導入により、当院の手術支援ロボットの保有台数は、ダ・ヴィンチXi 2台、ダ・ヴィンチSi 1台となり、ダ・ヴィンチ 3台を稼働している施設は、当院の調べによりますと国立大学病院の中では岡山大学病院が唯一となります。
 ダ・ヴィンチ保有台数が3台となることにより、患者さんの手術待機期間を短くし、大幅な手術件数の増加に対応できる体制を整えることができました。また、2022年4月の診療報酬改定で、ロボット支援下内視鏡手術の保険適用対象部位が拡大し、従来の前立腺がん、膀胱がん、縦隔腫瘍、肺がん、食道がん、胃がん、直腸がん、すい臓がん、子宮体がんに加えて、喉頭・咽頭悪性腫瘍、総胆管拡張症、肝がん、結腸がん、腎がん、尿管がん、副腎腫瘍が対象となりました。
 「ダ・ヴィンチ Xi」の2台目を導入することで、今後、対象手術のさらなる拡大や手術件数の増加にも対応することが可能で、より多くの患者さんにロボット手術を施行することができるようになります。




<詳しい内容について>
手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ Xi」2台目を導入 国立大学病院唯一となる「ダ・ヴィンチ」3台での運用開始〜より多くの患者さんにロボット手術が可能に〜


<お問い合わせ>
岡山大学病院 消化管外科・低侵襲治療センター
講師 寺石 文則
岡山大学病院 泌尿器科・低侵襲治療センター
講師 小林 泰之
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)消化器外科学分野
教授 藤原俊義
(電話番号)086-235-7257  (FAX)086-221-8775
(URL) http://www.omit-okayama-u.com

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