国立大学法人 岡山大学

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岡山大学病院における肝移植が500例を突破~中国四国地方最多症例~

2023年09月14日

◆発表のポイント

  • 岡山大学病院における肝移植は、8月27日の脳死肝移植をもって500例を突破しました。
  • 1996年の生体肝移植導入以降、生体肝移植総数は445例となり、2010年に開始した脳死肝移植総数は56例となりました(2023年8月末)。
  • 2019年に肝臓がんに対する肝移植適応を拡大するJapan基準が確立され、更に切除不能な胆管がんや大腸がん肝転移に対する生体肝移植の試みが始まっており、悪性腫瘍(がん)に対する最後の治療手段として肝移植が期待されています。

 2023年8月27日未明、岡山大学学術研究院医歯薬学域 消化器外科学分野・楳田祐三准教授の執刀による脳死肝移植手術が無事終了し、岡山大学病院における肝移植が500例を突破しました。1996年の生体肝移植導入以降、生体肝移植総数は445例、2010年に開始した脳死肝移の植総数は56例で、脳死と生体合わせて肝移植の総数は501例となりました(2023年8月末現在)。
 肝移植500例の突破は、中国四国地方の各県と大阪、兵庫の中でも、最多の肝移植実施数となります。また移植成績についても、肝移植後1年生存率は89%、5年生存率は82%と全国平均を上回る成績を堅持しており、名実ともに中国四国地方の肝移植中核施設となっています。
 岡山大学病院は、これからも中国四国地方を代表する先端・中核移植施設として、ひとりでも多くの患者さんに先進的かつ高度な肝移植医療を提供できるよう努めてまいります。

<詳しい研究内容について>
岡山大学病院における肝移植が500例を突破~中国四国地方最多症例~


<お問い合わせ>
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)消化器外科学分野
准教授 楳田 祐三
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)消化器外科学分野
教授 藤原 俊義
(電話番号)086-235-7257(FAX)086-221-8775
(URL) http://www.ges-okayama-u.com/clinic/kantansui/

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