◆発表のポイント
- 昨年10月に実施したデパート・スーパー等の食品売場のライブ中継による食品ロス削減の取り組みの続編として、引き続き今年10月に「のこり福キャンペーンPart2」を実施します。
- 期間は、食品ロス削減月間(10月1日開始~31日)、参加事業者はデパート・スーパー等5事業者です。
- 割引食品の購入・てまえどりの啓発資材(ポスター等)を参加店舗の食品売場等に掲示して、食品ロス削減への協力を呼び掛けます。
- キャンペーン中の利用実績データに基づき、食品ロス削減効果等を検証します。
- AIによる食品の自動発注システムを導入している一部の参加店舗を対象に、食品販売に関するビッグデータ・データサイエンスを活用して食品ロス削減に役立つ科学的知見をとりまとめます。また、本キャンペーンで使用するアプリ・啓発資材との相乗効果を併せて検証します。
岡山大学が主体となって昨年10月に実施したデパート・スーパー等の食品売場のライブ中継による食品ロス削減の取り組みの続編として、引き続き今年10月に「のこり福キャンペーンPart2」を実施します。岡山大学低炭素・廃棄物循環研究センター、岡山大学公認クラブ(校友会)のDS(データサイエンス)部・環境部ECOLOの三者協働で企画・運営に当たり、キャンペーン期間は食品ロス削減月間の10月1日~31日です。
本取り組みでは、趣旨に賛同いただいた5事業者の食品売場にライブカメラを設置し、昨年度開発した中継画像(静止画像)を配信するスマートフォン用のアプリのデザイン等を改良して使用します。中継画像は、10月1日より「のこり福キャンペーン」ホームページにて配信します。また、取り組みの一環として、割引食品の購入・てまえどりの啓発資材(ポスター等)を参加店舗の食品売場等に掲示して、食品ロス削減への協力を呼び掛けます。
本キャンペーン期間中の利用実績データ等に基づいて、食品ロス・温室効果ガスの削減効果を検証します。また、AIによる食品の自動発注システムを導入している一部の参加店舗を対象に、食品販売に関するビッグデータ・データサイエンスを活用して食品ロス削減に役立つ科学的知見をとりまとめるとともに、本キャンペーンで使用するアプリ・啓発資材との相乗効果を併せて検証します。
■参考
岡山市学生イノベーションチャレンジ推進事業・岡山食品ロス削減プロジェクト
「のこり福キャンペーン」ホームページ(9月29日~公開予定)
■研究資金
本事業は令和5年度岡山市学生イノベーションチャレンジ推進事業の補助金、及び科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)「エシカル消費に関するベイジアンモデリング及び行動変容への応用に関する実証研究」で実施しました。
<詳しい内容について>
デパート・スーパー食品売場のライブ中継による食品ロス削減の取り組み「のこり福キャンペーンPart2」を実施!
<お問い合わせ>
岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域
准教授 松井 康弘
(電話番号・FAX)086-251-8991