国立大学法人 岡山大学

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デパート・スーパー食品売場のライブ中継による食品ロス削減の取り組み「のこり福キャンペーン2024」を実施!

2024年10月23日

◆発表のポイント

  • 令和4年・5年に実施したデパート・スーパー等の食品売場のライブ中継・アプリ配信による食品ロス削減の取り組みの続編として、引き続き今年11月に「のこり福キャンペーン2024」を実施します。
  • 期間は、令和6年11月1日~11月30日、参加事業者はデパート・スーパー等5事業者です。
  • 割引食品の購入・てまえどりの啓発資材(ポスター等)を参加店舗の食品売場等に掲示して食品ロス削減への協力を呼び掛けます。また、デジタルサイネージ・キャンペーンで使用するアプリのプッシュ通知によりキャンペーンの告知・啓発を強化します。
  • アプリ上で表示するポイント還元のクーポン特典を付与し、これに加えてクーポン利用実績1件あたり10円をフードバンク団体に寄付し、その活動を支援します(一部店舗のみ)。
  • キャンペーン中のアプリ利用実績データ等に基づき、食品ロス削減効果を検証します。また、AIを用いた食品の値引システムの導入効果を評価します。
  • 映像から人の行動を認識する行動認識AIを利用し、店内に設置した啓発資材の認知、てまえどりなどの食品ロス削減行動を測定し、本キャンペーンの啓発効果を検証します。

 岡山大学が主体となって令和4年・5年に実施したデパート・スーパー等の食品売場のライブ中継・アプリ配信による食品ロス削減の取り組みの続編として、引き続き今年11月に「のこり福キャンペーン2024」を実施します。岡山大学低炭素・廃棄物循環研究センター、岡山大学公認クラブ(校友会)の環境部ECOLOが協働で企画・運営にあたり、期間は令和6年11月1日~11月30日です。本取り組みでは、趣旨に賛同いただいた5事業者の食品売場にWebカメラを設置し、中継画像(静止画像)を配信するスマートフォン用のアプリを使用します。中継画像は、11月1日より「のこり福キャンペーン」ホームページにて配信します。
 参加店舗では、割引食品の購入・てまえどりの啓発資材(ポスター等)を食品売場等に掲示して食品ロス削減への協力を呼び掛け、デジタルサイネージ・アプリのプッシュ通知によりキャンペーンの告知・啓発を強化します。また、アプリ上で表示するポイント還元のクーポン特典を付与し、これに加えてクーポン利用実績1件あたり10円をフードバンク団体に寄付し、その活動を支援します(一部店舗のみ)。
 最新のAI手法を利活用する観点から、AIを用いた食品の値引システムを試験的に用いて導入効果を評価します。また、映像から人の行動を認識する行動認識AIを利用し、店内に設置した啓発資材の認知、てまえどりなどの食品ロス削減行動を測定し、本キャンペーンの啓発効果を検証します。これらの研究成果は、参加事業者・スーパーマーケットの業界団体、農林水産省等の行政機関に報告し、有用な知見の共有・社会実装を通じてさらなる食品ロス削減に貢献することを目指します。


■研究資金
 本事業は、農林水産省「令和6年度食品ロス削減総合対策事業のうち食品ロス削減等課題解決事業補助金(需要に見合った製造、販売等推進事業)」の支援を受けて実施しました。

「のこり福キャンペーン2024」ホームページ(10月29日~公開予定)

啓発資材の出典は農林水産省「食品ロス削減に資する小売店頭用啓発資材」
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/keihatsu.html

<詳しい研究内容について>
デパート・スーパー食品売場のライブ中継による食品ロス削減の取り組み「のこり福キャンペーン2024」を実施!


<お問い合わせ>
岡山大学 学術研究院環境生命自然科学学域
准教授 松井 康弘
(電話番号・FAX)086-251-8991

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