国立大学法人 岡山大学

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オオスズメバチの幼虫も夜泣きする?

2026年09月03日

岡山大学
神戸大学

 岡山大学学術研究院環境生命科学学域(農)の藤岡春菜助教と、神戸大学人間発達環境学研究科の佐賀達矢助教は、オオスズメバチの幼虫の見過ごされていた行動を発見しました。
 スズメバチの幼虫は、大顎を巣盤の壁に擦りつけ、「ガリガリ」という音を発生させます。これまで、この音は働きバチに餌をねだるためのシグナルと考えられてきました。
 本研究では、オオスズメバチの終齢幼虫が、働きバチのいない環境や夜間でも音を発生させることを明らかにしました。これは、幼虫の音が餌ねだり以外の情報伝達にも関わる可能性を示す成果です。この研究結果は、8月20日、国際雑誌「Behavioural Processes」にShort Communicationとして掲載されました。

◆研究者からひとこと

共同研究者の佐賀先生の研究室で議論しているとき、部屋に置いていたオオスズメバチの巣から聞こえる「ガリガリ、ガリガリ」という音がBGMのように響いていたことが、この研究のきっかけでした。オオスズメバチの成虫は獰猛で、刺傷被害を引き起こす危険な昆虫として知られています。しかし、昼夜を問わず音を発生させ続ける幼虫の姿を観察していると、スズメバチに対する印象が大きく変わりました。身近な昆虫の「意外な一面」に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
藤岡助教

■論文情報
論 文 名:Mature Vespa mandarinia larvae continue calling at night
掲 載 紙:Behavioural Processes
著  者:Haruna FUJIOKA, and Tatsuya SAGA*
D O I:10.1016/j.beproc.2026.105427
U R L:https://doi.org/10.1016/j.beproc.2026.105427

■研究資金
 本研究は、公益財団法人両備檉(てい)園記念財団とTAKEO株式会社のスズメバチ基金の支援を受けて実施しました。

<詳しい研究内容について>
オオスズメバチの幼虫も夜泣きする?


<お問い合わせ>
【研究内容に関するお問い合わせ】
岡山大学 学術研究院環境生命自然科学学域(農)
助教・藤岡春菜
(電話番号)086-251-8313

【報道に関するお問い合わせ】
岡山大学 総務部 広報課
(電話番号)086-251-7292

神戸大学 企画部 広報課
(電話番号)078-803-5106

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