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世界初! イネの優先的ホウ素輸送体の仕組みを解明 ホウ素欠乏土壌での植物の成長促進や収量確保に期待

 岡山大学資源植物科学研究所の馬建鋒教授らの研究グループは、イネの節でホウ素が新しい組織へ優先的に分配される仕組みを世界で初めて突き止めました。本研究成果は2017年12月4日に、米国の植物科学のトップジャーナル「Plant Physiology」のOnline版で公開されました。
 ホウ素(元素記号B)は植物の生育に欠かせない必須栄養素です。特に成長が活発な新しい組織(新葉や生殖器官)に必要です。本研究で見出されたイネの節で働く輸送体OsNIP3;1は、根から吸収したホウ素を新葉などの新しい組織に優先的に分配させる役割があります。また環境中のホウ素濃度に応じて、遺伝子発現レベルとタンパク質レベルで応答することを解明しました。本研究成果により、今後植物体内のホウ素利用率の向上が期待されます。
<論文情報等>タイトル:Preferential distribution of boron to developing tissues is mediated by the intrinsic protein OsNIP3;1著  者: Ji Feng Shao, Naoki Yamaji, Xin Wei Liu, Kengo Yokosho, Ren Fang Shen, Jian Feng Ma
掲 載 誌: Plant Physiology
D O I: https://doi.org/10.1104/pp.17.01641

発表論文はこちらからご確認いただけます

<詳しい研究内容について>
世界初! イネの優先的ホウ素輸送体の仕組みを解明 ホウ素欠乏土壌での植物の成長促進や収量確保に期待


<お問い合わせ>
岡山大学資源植物科学研究所
教授  馬 建鋒
(電話番号) 086-434-1209