国立大学法人 岡山大学

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三次元がんモデル作製で生体に近い解析を行うことに成功 がん細胞オルガノイドがタンパク質を高効率に蓄積・分泌することを解明

2018年02月16日

 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(歯)の江口傑徳助教、JSRライフサイエンス社の共同研究グループは、さまざまながん細胞をもとに、三次元的に試験管内で作製したがんモデル=腫瘍オルガノイドの樹立に成功し、そのさまざまな特徴を明らかにしました。腫瘍オルガノイド研究は三次元的にがんを再現するため、より生体に近い解析が可能となる最新技術です。本研究で作製した、転移性および治療抵抗性の高いがん細胞に由来する腫瘍オルガノイドは、がんの進展に必要なHSP90αタンパク質と細胞外小胞を盛んに分泌することが明らかとなりました。本研究成果をもとに、がんの再発と転移のしくみが明らかにされ、新しい治療方法が開発されることが期待されます。本研究は2月7日、国際オープンアクセス誌「PLOS ONE」に掲載されました。


<論文情報等>
論文名:Organoids with Cancer Stem Cell-like Properties Secrete Exosomes and HSP90 in a 3D NanoEnvironment. 掲載誌:PLOS ONE. Feb 7, 2018.著 者:Takanori Eguchi, Chiharu Sogawa, Yuka Okusha, Kenta Uchibe, Ryosuke Iinuma, Kisho Ono, Keisuke Nakano, Jun Murakami, Manabu Itoh, Kazuya Arai, Toshifumi Fujiwara, Yuri Namba, Yoshiki Murata, Kazumi Ohyama, Manami Shimomura, Hirohiko Okamura, Masaharu Takigawa, Tetsuya Nakatsura, Ken-ichi Kozaki, Kuniaki Okamoto, and Stuart K Calderwood.
<詳しい研究内容について>
三次元がんモデル作製で生体に近い解析を行うことに成功 がん細胞オルガノイドがタンパク質を高効率に蓄積・分泌することを解明


<お問い合わせ>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
助教 江口 傑徳
(電話番号)086-235-6662

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