セネガル共和国の教育省の指導主事を中心とした11人が、本学教員の指導のもと授業研究を学ぶ研修が10月19日、始まりました。独立行政法人国際協力機構(JICA)の国別研修(Country Focused Training Program)の一つで、研修期間は11月5日までの約2週間です。
同国では就学率は向上しているものの、教育の質の改善が課題となっています。本研修は、セネガルの国と州レベルの指導主事や教員、研修講師が対象。日本の授業研究の概要、仕組みなどについて講義を受けるとともに、県や学校レベルで実施されている授業研究の視察を通し、授業に対する観察・評価力や改善案の提示能力などの向上を目指すものです。研修期間中には、本学での講義・実習に加え、鳥取県米子市や広島県福山市、本学教育学部附属小学校の授業や指導案検討会を視察する予定です。
19日に行われた開講式には、荒木勝理事、加賀勝・教育学研究科長、髙塚成信・同研究科副研究科長、西宮宜昭JICA中国所長と研修生らが出席。荒木理事が「研修で学んだ成果を、広くセネガル中の子どもたちのために活かしてもらいたい」と激励しました。
<写真>荒木理事、加賀研究科長、研修生らが参加した開講式
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セネガルの教育関係者が本学で研修開始
2012年10月29日