本学の放送文化部が、2023年12月2日に京都市生涯学習総合センター（京都アスニー・京都市中京区）で開催された「第40回NHK全国大学放送コンテスト」の本選に出場しました。
　本大会では、125団体・825作品という前年を大きく上回るエントリーの中から予選を通過した上位作品が発表され、アナウンス・朗読・音声CM・ラジオ番組・映像CM・映像番組の各部門で優勝を争いました。同部からは、音声CM部門・映像番組部門で各1作品が本選へと駒を進め、音声CM部門にエントリーした「かける場所」が奨励賞を受賞。映像番組部門にエントリーした「切り拓け新時代！ ～木がつなぐ地球のミライ～」が第2位に輝きました。映像番組部門では、2大会連続の上位入賞となりました。
　「切り拓け新時代！ ～木がつなぐ地球のミライ～」は、本学にある「共育共創コモンズ」を起点として木材の使われ方とカーボンニュートラルの関係を探る情報番組風の作品で、本学の那須保友学長も出演。「かける場所」は、何気ない選択が人生を『かける』ことになっているというメッセージを込めた作品です。
　同部は、2023年12月27日に学長室を訪れ、那須学長に出演のお礼と結果の報告を行いました。那須学長は、まず部員に対してお祝いの言葉を述べ、「切磋琢磨し、こだわりを持って納得いくものを創る『努力』は、社会人になる上で一番大切で、今後生きていくもの。2年連続上位入賞を成し遂げたことは素晴らしい。リクエストがあれば出演するので、来年も頑張ってほしい」と激励しました。那須学長の言葉を受け、同部の木﨑達也さん（教育学部3年）は、「作品内で那須学長が身につけていた蝶ネクタイがコンテスト会場で話題になっていた。撮影にご協力いただいたことに対して、部員一同、本当に感謝している。今後もノウハウや部の伝統を後輩たちに引き継いでいきたい」と話しました。
　今回の結果を受け、映像作品と音声CMのディレクターを務めた髙田創生さん（文学部3年）さんは「念願の本選出場が叶った嬉しさと、1位を取れなかった悔しさがありますが、自分のできることを作品に込めたので後悔はしていない。作品に関わっていただいたすべての方に感謝している」と話しました。また、映像作品の出演・編集を担当した木﨑さんは「高校時代ぶりにドキュメント番組の制作に携わることができ、忙しい日々だったが、試行錯誤しながら楽しく作業することができた。映像番組部門には『カーボンニュートラル』を題材とした作品を出品したが、『カーボンニュートラル』という単語だけでは環境やSDGsとの繋がりをイメージしにくいと思う。アニメーションや那須学長の出演、親しみやすいキャラクターの起用など、工夫を凝らしながら作品を創ったので、作品を通して『カーボンニュートラル』のイメージをつかんでもらえたら嬉しい。また、『木材』は古めかしいイメージを持たれる場合があると思うが、現在も多く利用されており環境にも優しいなど多くの特長がある。作品を通して『木材』の魅力が視聴者の方にわかりやすく伝わっていれば嬉しい」と話しました。
　また、本大会の進行役には同部の鈴木三紀夫さん（農学部2年）が抜擢され、スムーズな進行と対応で会場を盛り上げ、大会を成功へと導きました。鈴木さんは「全国大会の本選という大きな舞台で、さらに人前でマイクを持って話すこと自体が久しかったのでとても緊張しました。本大会に関われたことをとても嬉しく思います」と話しました。
　受賞した両作品は下記URLよりご覧いただけます。なお、映像作品部門で第2位となった作品は、本学学生にカーボンニュートラルについて理解を深めてもらうため、大学公式YouTubeチャンネル等でも公開しています。

【音声CM部門の作品「かける場所」】
https://www.youtube.com/watch?v=LtiAG3YuctU

【映像番組部門の作品「切り拓け新時代！ ～木がつなぐ地球のミライ～」】
https://www.youtube.com/watch?v=ccBQ5PpowcY

【本件問い合わせ先】
学務部学生支援課
TEL：086-251-7179