国立大学法人 岡山大学

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大蘆彩夏大学院生が第16回日本学術振興会育志賞を受賞

2026年01月30日

 本学大学院環境生命自然科学研究科の大蘆彩夏大学院生が、第16回(令和7(2025)年度)日本学術振興会育志賞を受賞することが日本学術振興会より発表されました。
 日本学術振興会育志賞は、将来、我が国の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士課程学生を顕彰することで、その勉学および研究意欲を高め、若手研究者の養成を図ることを目的に平成22年度に創設されました。
 対象者は、人文学、社会科学および自然科学の全分野において、大学院における学業成績が優秀であり、豊かな人間性を備え、意欲的かつ主体的に勉学および研究活動に取り組んでいる大学院博士課程学生であり、受賞者には、賞状、賞牌および副賞として学業奨励金が贈呈されます。
 授賞式は令和8年3月3日に行われる予定です。

<研究の概要>
 これまで皮膚のコラーゲンは「線維芽細胞」という皮膚の内側に存在する細胞群が形成するという事が定説でした。しかし、この定説は傍証的な観察によるものを論拠にしてきました。大蘆大学院生はアホロートル(通称:ウーパールーパー)を用いて皮膚コラーゲンの形成過程を調べました。結果として定説通りではなく、皮膚の形成過程においては「表皮細胞」という皮膚の表面にいる細胞群によってコラーゲン形成がなされていることを証明しました。さらに、皮膚の加齢に伴う変化も各種指標で評価し、今後の研究に対する定量的評価基盤を整備しました。これらの研究結果は、今後の皮膚科学におけるコラーゲン研究にパラダイムシフトをもたらす成果と評価できます。
 
<指導教員(学術研究院環境生命自然科学学域(理)佐藤伸教授)コメント>
 大蘆さんは上記研究を推進するにあたり、主体的・主導的役割を担いました。特に共同研究先との折衝は大蘆さん本人が行い、研究全般を担いました。日々の研究に対する姿勢も真摯であり後輩の学生さんとの連携も非常に円滑に行っています。生物学的研究を行う大学院生として優れたロールモデルとなりえると考え、JT生命誌研究館の黒田純平博士と共に日本学術振興会育志賞へ推薦しました。岡山大学における研究がこのような高名な賞に値すると評価されたことは、今後の本学の学生さんたち、そして当研究室の後輩らにも大きな励みとなると思いました。

<大蘆大学院生のコメント>
 このたび第16回日本学術振興会育志賞を受賞できましたこと、大変光栄です。これまでの研究活動が認められたことと、とてもうれしく思います。共同研究者の先生方、並びに支えてくださっている多くの皆さまに感謝しております。今後もより一層の研鑽を重ね、基礎・応用の両面から研究活動に邁進したいと思います。

日本学術振興会 育志賞(日本学術振興会ホームページ)はこちら
大蘆さんを紹介している岡山大学広報誌いちょう並木 Vol.104はこちら

【本件問い合わせ先】
 学術研究院環境生命自然科学学域(理)
 教授 佐藤 伸
 E-mail:satoha◎cc.okayama-u.ac.jp
 ※@を◎に置き換えています。
 岡山大学環境生命自然科学研究科器官再構築 佐藤研究室

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