大学院医歯薬学総合研究科博士課程大学院生の石成玉(Chengyu Shi)さん(指導教員:学術研究院医歯薬学域システム生理学分野・成瀬恵治教授、高橋賢准教授)が、欧州心臓病学会(European Society of Cardiology, ESC)が主催する国際的な選抜制トレーニングプログラム「ESC Fund Basic Cardiovascular Science Course 2026」の受講者として選出されました。
本コースは、世界最大級の循環器学会である欧州心臓病学会(ESC)が、世界的に減少傾向にある循環器基礎研究者の育成を目的として設立した完全給付型の国際選抜コースです。世界中から最大50人の博士課程学生(PhD / MD / MD-PhD)および博士号取得後5年以内の若手研究者がメリットベースで選抜され、受講料・旅費・滞在費・研究実習費はすべてESC FundおよびNovo Nordisk Foundationの支援により給付されます。国際的に競争率が高く、アジアからの採択は毎年ごく限られています。
プログラムは、2026年6月10〜14日にフランス・ニースで開催される1週間のオンサイト集中講義(遺伝学、分子生物学、前臨床モデル、再生医療、研究方法論、規制対応等)と、2026年7〜12月中に欧州の主要研究機関で実施される2週間のハンズオン研究実習で構成されます。
石さんは、システム生理学研究室において、ヒト心臓チップを用いた抗不整脈薬の効果検証に取り組んでおり、本研究室では、ヒト心臓チップを含む生体模倣システム(Microphysiological Systems; MPS)の開発と応用において国際的な研究活動を展開しており、創薬・毒性評価・個別化医療への応用を目指しています。
今回のコース参加を通じ、石さんは欧州の第一線の研究者から循環器基礎研究の最新の方法論と思考を直接学ぶとともに、欧州の研究機関における実習経験を得ることになります。本学の国際共同研究ネットワークのさらなる拡充にもつながることが期待されます。
○石さんのコメント
このたび ESC Basic Cardiovascular Science Course に選出され、大変光栄に思っております。欧州の研究環境で基礎研究の方法論を学び、今後の研究に生かしたいと考えています。
○高橋賢准教授(指導教員)のコメント
石さんが国際的な競争を経て本コースに選ばれたことを大変嬉しく思います。基礎と臨床を橋渡しする循環器研究の最前線に直接触れる貴重な機会であり、帰国後にその経験を本学の研究・教育に還元してくれることを期待しています。本学の次世代研究者育成と国際化に向けた大きな一歩です。
【本件問い合わせ先】
学術研究院医歯薬学域(システム生理学分野)
准教授 高橋 賢(たかはし・けん)
Email:takah-k2◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
システム生理学分野HP
Chengyu Shi大学院生が欧州心臓病学会(ESC)主催の国際選抜トレーニングコースに選出
2026年04月27日