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大学院保健学研究科の原武朋加さんと山田梨央さんが「第66回日本リンパ腫学会学術集会・総会」で優秀演題賞を受賞

2026年09月28日

 本学大学院保健学研究科博士後期課程1年の原武朋加さんと山田梨央さんが、6月4日から6日まで東京都で開催された「第66回日本リンパ腫学会学術集会・総会」において、優秀演題賞を受賞しました。
 原武さんの演題は、「scRNA-flex解析からみたIPL型特発性多中心性Castleman病(IPL)の組織学的特徴とその分子基盤」です。特発性多中心性Castleman病(iMCD)は、全身のリンパ節腫脹や炎症症状などを特徴とするまれなリンパ増殖性疾患です。本研究では、その一病型であるIPL型に着目し、単一細胞レベルで遺伝子発現を解析するscRNA-flex解析を用いて、リンパ節を構成する細胞の特徴やその分子学的背景を詳細に検討しました。これにより、IPL型に特徴的な組織像がどのような細胞や分子機構によって形成されるのか、その病態の理解につながる知見を示しました。
 一方、山田さんの演題は、「進行期古典的ホジキンリンパ腫におけるRHOA G17V変異検出の意義と治療戦略への示唆」です。古典的ホジキンリンパ腫は、特徴的な腫瘍細胞の形態や免疫学的性質に基づいて診断される悪性リンパ腫の一つです。本研究では、進行期古典的ホジキンリンパ腫と診断された症例を対象として、リンパ腫の一部で認められるRHOA G17V遺伝子変異を解析しました。その検出意義を病理学的な観点から検討することで、より正確なリンパ腫診断や今後の治療戦略を考える上で重要な知見を示しました。
 原武さんは、今回の受賞について「このたびの受賞を大変光栄に思うとともに、心より感謝申し上げます。今後も、キャッスルマン病の病態解明に少しでも貢献できるよう、研究に励んでまいります」と話しています。
 山田さんは、「このたびは、このような栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。今回の受賞を励みに、病理学的な視点からリンパ腫の診断精度の向上や、より適切な治療選択につながる研究を今後も積み重ねていきたいと考えています」と話しています。
 また、両名の指導教員である学術研究院保健学域の佐藤康晴教授は、「今回、同じ研究室に所属する2人の大学院生の研究がそろって優秀演題賞に選出されたことは、それぞれが取り組んできた研究成果がリンパ腫研究の分野で高く評価されたもので、大変うれしく思います」とコメントしています。
 今後、両名の研究がさらに発展し、リンパ腫および類縁疾患の病態解明や診断の進歩につながることが期待されます。

【本件問い合わせ先】
岡山大学学術研究院保健学域 分子血液病理学
教授:佐藤 康晴
TEL:086-235-6896
研究室HPはこちら

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