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岡山市北区津島中3-1-1

岡山大学環境理工学部
岡山大学津島キャンパス
総合研究棟1F

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環境施設研究室は、環境施設設計学分野・環境施設管理学分野 の2分野で構成されています。
地域における環境施設、水利構造物等に関わる力学的な問題の内、特に地盤工学的見地からの研究に取り組んでいます。

"水利構造物等"とは、ダム、ため池、堤防等といったものを指します。
従来、大学においてこれらのような構造物を取扱う分野は"造構"と呼ばれ、組織の中では"農業工学"の範疇に分類されてきました。本研究室も平成6年度に環境理工学部が誕生する以前は農学部に所属し、研究室の名称は"構築工学"、"農業造構学"と変わって来ました。

水利構造物は、主に"水を得るため"や、"水による被害をなくすため"といった目的で構築されます。特に日本では、季節による河川流量の変動が大きく、水利構造物に対する考え方の基本は、

"洪水時の水を貯めることにより洪水を防ぐ。"
"その水を渇水時に流すことにより農業用水や飲料水を得る。"

のようになります。
現在の研究室名称に含まれる"環境施設"といった呼び名は、"人間が生きていくための環境を整える施設"という意味を持っています。

これまでは、環境施設に関する力学的な問題は、設計の段階で十分に考えれば済みました。
しかし最近は構造物の老朽化が進み、維持・管理の必要性が問われるようになっています。
また、防災も重要な課題です。そこで、環境理工学部の誕生とともに、時代の必要性に応えるべく、現在の2分野が活動しています。

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