岡山大学 農学部

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国費外国人留学生の優先配置特別プログラム(2021年10月予備教育、2022年4月正規入学)の募集案内

2021年03月08日

 岡山大学農学部では,文部科学省 国費外国人留学生の優先配置特別プログラムに申請していた「開発目標(SDGs)に貢献する人材養成国際農学プログラム(GAP)構築」が採択されたことから, 2021年10月から半年間の予備教育、2022年4月から正規生として入学する外国人留学生と日本人学生から編成される国際農学プログラム(GAP)を開始する。同プログラムでは英語での講義も一部取り入れ、日本語での講義を中心として、「食料の量的質的需要が拡大するアジア・アフリカ地域の食料供給を支え、環境を保全しつつSDGsを実現できる幅広い知識・見識と国際的な対応能力を持った人材」を養成する。国際貢献を目指す日本人学生とアジア諸国を中心とした留学生が、互いに競争・協力しながら実践的講義・実習・演習・研究およびインターンシップを通じて成長するプログラムである。

予備教育2021年10月より6ヶ月間、農学部研究生(国際農学プログラム予備教育)として受け入れ。入学試験対策、日本語及び専門教育準備。

専門教育2022年4月より4年間
実践型社会連携、インターンなどの体験型講義重視。
国際農学概論、数理データサイエンス科目などを含む講義による専門基礎力向上。農芸化学、応用植物科学、応用動物科学、環境生態学からいずれかのコースを選び専門的スキルを高めるとともに、海外実習、卒業論文研究で応用・実践力蓄積。卒業後、国際人材としてさらなる高度化を図るため大学院への進学を推奨。教育は日本語主体。ただし、農学部教員による英語での授業(GDP, Gコース,EPOK向け授業など)も活用。

岡山大農学部概要(和英版):
https://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/eng/outline12.pdf
岡山大学農学部紹介Movie:
http://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/profile/movie.html


1. 応募者資格及び条件
 日本政府文部科学省は、日本において学修を行うことを通じ、日本と自国との架け橋となり、両国ひいては世界の発展に貢献するような人材を育成することを目的とし、外国人留学生を募集する。応募希望者は国費外国人留学生(国際農学プログラム予備教育)候補者選抜に出願すること

(1) 対象者:学部研究生の外国人留学生として、新たに海外から留学する優秀な者。
①入学試験に合格した場合、必ず岡山大学に入学することを確約できる者。
②現在、社会人の者は最終学歴の学業成績係数、在学生は現在在籍する課程の学業成績係数が2.30以上であり、奨学金支給期間の在籍課程においてもこれを維持する見込みがある者。さらに下記「(7)語学能力」を満たすものをいう。
③学業成績係数の算出ができない場合は、「出身の高等学校又は大学若しくは学部の長からのレター等」により、出身の高等学校又は大学若しくは学部での成績順位が上位30%以内であるとみなされる場合のみ、学業成績係数2.30 以上に相当する学業成績であると認める。そのため、学業成績係数の算出ができない者を推薦する場合は、上記の「レター等」の写しを提出すること。
学業成績係数…応募者の成績を4段階(「3」「2」「1」「0」)で評価した後に、総登録単位数の評定平均値を算出したもの。

(2) 対象国:ASEAN諸国を中心としたアジア、アフリカ諸国
詳しくは以下URLを確認 (「世界の成長を取り込むための外国人留学生の受入れ戦略」に基づく重点国)https://www.jasso.go.jp/ryugaku/tantosha/study_j/scholarship/shoureihi/__icsFiles/afieldfile/2020/10/23/kuni_chiiki.pdf

(3) 国籍:日本政府と国交のある上記対象国の国籍を有すること。申請時に日本国籍を有する者は、原則として募集の対象とならない。ただし、申請時に日本以外に生活拠点を持つ日本国籍を有する二重国籍者に限り、渡日時までに外国の国籍を選択し、日本国籍を離脱する予定者は対象とする。

(4) 募集人員4名

(5) 年齢:原則として1996年4月2日以降に出生した者。上記年齢要件の例外は国籍国の制度・事情(兵役義務・戦乱による教育機会の喪失等)により資格年齢時に応募できなかった者と文部科学省が判断した場合に限られる。個人的事情(経済状況、家族の事情、健康状態、大学又は勤務先の都合等)は一切認めない。

(6) 学歴:以下のいずれかの条件を満たす者。
① 外国において、学校教育における12 年の課程を修了した者。(入学時点で満たす見込みの確実な者を含む。)
② 外国において、日本の高等学校に対応する学校の課程を修了した者(入学時点で満たす見込みの確実な者を含む。)
③ 上記以外の資格により日本の大学入学資格を有する者。

(7)語学能力:日本語の能力を有する者として、以下のいずれかの条件を満たす者。英語の能力の有無については、以下のいずれかの条件を満たす者が望ましい。
○日本語
① 正規課程への入学時点で日本語能力試験(JLPT)のレベルN2 以上に合格している者(予備教育開始段階ではこれ以下でも受け入れる場合がある)。
② ①相当以上の日本語能力を有していると岡山大学において判断できる者。
○英語
① 正規課程への入学時点で英語におけるヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)のB1 相当以上の資格・検定試験のスコアを有している者
② 日本の大学への入学資格を満たす教育課程を、英語を主要言語として修了した者。
③ ①相当以上の英語能力を有していると岡山大学において判断できる者。

(8)健康:日本留学にあたって心身ともに支障がないと大学が判断した者。

(9)渡日時期:原則として2021年9月27日から10月8日までの間に渡日可能な者。居住地からの出発日も9月27日とする。

(10)査証取得渡日前に原則として国籍国所在の在外公館で「留学」の査証を新規取得し、新規に取得した「留学」の在留資格で入国すること。そのため、既に他の在留資格(「永住者」、「定住者」等)を有している場合であっても「留学」に変更の上、新規渡日する必要がある。なお、国費外国人留学生の身分終了後に改めて「永住者」又は「定住者」の在留資格を申請しても当然には認定されない可能性があることを理解すること。新規に「留学」の査証を取得せずに渡日した場合は、奨学金の支給停止となるので注意すること。

(11) 対象外:次に掲げる者については、対象外とする。採用以降に判明した場合には辞退すること。
①渡日時及び奨学金支給期間において、現役軍人又は軍属の資格の者。
②大学の指定する期日に渡日できない者。
③過去に日本政府(文部科学省)奨学金留学生であった者(渡日後辞退者を含む)。なお、文部科学省学習奨励費(MEXT Honors Scholarship)は日本政府(文部科学省)奨学金留学生にあたらないため、過去に受給歴があっても応募可能。
④日本政府(文部科学省)奨学金制度による他の2021年度奨学金支給開始のプログラムとの重複申請をしている者。
⑤申請時に既に在留資格「留学」で日本の大学等に在籍している者及び申請時から奨学金支給期間開始前に私費外国人留学生として日本の大学等に在籍、又は在籍予定の者。ただし、日本の大学等に在籍中又は在籍予定の私費外国人留学生であっても、奨学金支給期間開始前に帰国することが申請時おいて確実で、新たに在留資格「留学」を取得し渡日する者はこの限りではない。
⑥渡日後に日本政府(文部科学省)、(独)日本学生支援機構又は日本政府(文部科学省)以外の機関(自国政府機関を含む)から奨学金を受給することを予定している者。
⑦「卒業見込みの者」であって、所定の期日までに学歴の資格及び条件が満たされない者。
⑧申請時に二重国籍者で渡日時までに日本国籍を離脱したことを証明できない者。
⑨申請時から日本以外での研究活動(インターンシップ、フィールドワーク等)や休学等を長期間予定している者。

(12)その他:日本留学中、日本の国際化に資する人材として、広く地域の学校や地域の活動に参加することで、自国と日本との相互理解に貢献するとともに、卒業後も留学した大学と緊密な連携を保ち、卒業後のアンケート調査等にも協力する他、帰国後は在外公館等が実施する各事業に協力することで、自国と日本との関係の促進に努める者を採用する。


2. 国費外国人留学生(国際農学プログラム予備教育)候補者推薦の選抜基準
① 日本の高等学校に対応する学校での優秀な成績
② 日本語能力:日本語能力試験(JLPT)N2レベル相当(大学入学時にN1レベルが望ましいが、5月選抜ではN2程度でも可)
③ 1.(2)の対象国以外からの留学生についても国費外国人留学生候補者となる場合がある。


3. 奨学金支給期間
渡日後に在籍する課程の標準修業年限内(4年半)とする。


4. 奨学金等(予定)
(1) 奨学金:月額117,000 円を支給する(特定の地域において、修学・研究する者に対し、月額2,000 円又は3,000 円を月額単価に加算する)。なお、予算の状況により各年度で金額は変更される場合がある。ただし、大学を休学又は長期に欠席した場合、奨学金は支給されない。

(2) 旅費
① 渡日旅費:文部科学省は、原則として旅行日程及び経路を指定して航空券を交付する。航空券は、渡日する留学生の居住地最寄りの国際空港(原則、国籍国内)から受入大学が通常の経路として日本国内で使用する国際空港までの下級航空券とする。なお、渡日する留学生の居住地から最寄りの国際空港までの国内旅費、空港税、空港使用料、渡航に要する特別税、日本国内の旅費(航空機の乗り継ぎ費用を含む。)、旅行保険料、携行品・別送手荷物に関わる経費等は留学生の自己負担とする。また、国籍国に在外公館が所在せず、査証申請のため第三国へ立ち寄り渡日する者又は国籍国からの直行便がない者については、立ち寄り国内の旅費、宿泊費等は自己負担とし、国籍国から立ち寄り国までの航空券並びに立ち寄り国から受入大学が通常の経路として日本国内で使用する国際空港までの下級航空券のみを文部科学省が交付する。「留学生の居住地」は原則として申請書に記載された「現住所」とするが、渡日前に国籍国内で転居する場合は、申請書「渡日前住所」欄に記載された住所を「居住地」として認め、最寄りの国際空港からの航空券を手配する。なお、査証申請のための第三国立ち寄り等を除き、自己都合により国籍国外から渡日する場合は航空券を交付しない。
② 帰国旅費:文部科学省は、原則として大学を卒業又は研究を終了し、上記「2.奨学金支給期間」に定める奨学金支給期間終了月内に帰国する留学生に対し、本人の申請に基づき航空券を交付する。航空券は、受入大学が通常の経路として使用する国際空港から当該留学生が帰着する場所の最寄りの国際空港(原則、国籍国内)までの下級航空券とする。帰国する留学生の日本での居住地から最寄りの国際空港までの旅費、空港税、空港使用料、渡航に要する特別税、国籍国内の旅費(航空機の乗り継ぎ費用を含む。)、旅行保険料、携行品・別送手荷物に関わる経費等は留学生の自己負担とする。なお、自己都合及び下記「4.奨学金支給停止事項」の事由により奨学金支給期間終了月前に帰国する場合は帰国旅費を支給しない。また、奨学金支給期間終了後も引き続き日本に滞在する場合(例:日本での進学、就職)、一時帰国する際の帰国旅費は支給しない。


5. 奨学金支給停止事項
次の場合には、文部科学省は奨学金の支給を取り止める。また、これらに該当した場合、これまで支給した奨学金の一部又は全ての返納を命じることがある。なお、処分が決定されるまでの間、奨学金の支給を止めることもある。
① 申請書類に虚偽・不正の記載があることが判明したとき。
② 文部科学大臣への誓約事項に違反したとき。
③ 日本の法令に違反し、無期又は一年を超える懲役若しくは禁固に処せられたとき。
④ 大学における学則等に則り、懲戒処分として退学・停学・訓告及びこれらに類する処分を受けた場合あるいは除籍となったとき。
⑤ 大学において学業成績不良や停学、休学等により標準修業年限内での修了が不可能であることが確定したとき。
⑥ 「留学」の在留資格を新たに取得せずに渡日したとき又は「留学」の在留資格が他の在留資格に変更になったとき。
⑦ 他の奨学金(使途が研究費として特定されているものを除く。)の支給を受けたとき。
⑧ 採用後、進学に伴う奨学金支給期間延長の承認を受けずに上位の課程に進学したとき。
⑨ 当該大学を退学したとき又は他の大学院に転学したとき。
⑩ 1年毎の各時点における学業成績係数が2.30 又は大学が定める成績基準を下回ったとき。


6. 学費
国費外国人留学生に採用された者は入学金、授業料ともに無料(岡山大学が負担)


7. 問い合わせ先
農学部事務室教務学生担当
qgg8286@adm.okayama-u.ac.jp
Tel: +81-86-251-8286/8287
原則として日本語で書いてください。


8. その他
本特別プログラムには、4名の国費留学生に加えて4名の私費留学生も募集をいたします。私費留学生は2022年度私費留学生特別選抜(2022年2月実施)により選考します。

年度