岡山大学 農学部

UNIV. TOP
LANGUAGE
ENGLISH
MENU

「食料安全保障シンポジウム」を開催

2024年07月04日

 7月3日、岡山大学は農林水産省中国四国農政局と共同で「食料安全保障シンポジウム」を開催しました。本学学生、一般の方、自治体関係者、研究者など約250人が参加しました。
 本シンポジウムは、今年5月に成立した「食料・農業・農村基本法」の改正法により、基本法に「食料安全保障の確保」が明記されたことを受け、Z世代をはじめとする多くの方々に食料安全保障の重要性について理解を深めてもらうことを目的に開催。農林水産省による基調講演、農業者の事例発表、岡山大学による研究紹介、農業者、小売事業者、消費者団体、農林水産省職員によるパネルディスカッションを行いました。
 当日は本学の那須保友学長と中国四国農政局長の仙台光仁氏による開会あいさつのあと、農林水産省大臣官房参事官の小坂伸行氏による「日本の食料安全保障について」と題した基調講演が行われました。基調講演では、近年における世界の食料需給の変動、地球温暖化の進行、日本における人口の減少等の問題により、食料安全保障の確保、環境と調和のとれた食料システムの確立がいかに重要であるかの説明が法律、施策面からなされました。
 シンポジウム後半は、「食料安全保障の確保」をテーマにパネルディスカッションを行いました。学生から事前に寄せられた質問に対して、モデレーターの大仲准教授の進行のもと、5人のパネリスト(農事組合法人寄江原の矢萩氏、有限会社國定農産の國定氏、生活協同組合おかやまコープ理事の市川洋子氏、イオンアグリ創造株式会社生産本部西日本直営事業部部長の新井正枝氏、中国四国農政局の仙台局長)が回答する形で行われ、さまざまな意見が飛び交う活気あるパネルディスカッションとなりました。
 今回のシンポジウムが、皆さまに食料安全保障の重要性を改めて認識していただく機会となり、それが一人一人の行動変容につながり、将来にわたる「食の安全」を支える大きな力となることを願っています。

【本件問い合わせ先】
岡山大学自然系研究科等農学部事務室
TEL:086-251-8282
E-mail:qee8273◎adm.okayama-u.ac.jp
*@を◎に置き換えています。

年度