動物学の普及・啓発に著しく貢献した個人や団体に贈られる「平成30年度日本動物学会動物学教育賞」の選考会が6月2日、東京で開催され、本学大学院環境生命科学研究科の福田宏准教授が同賞を受賞しました。
福田准教授は、昨年発表したサザエや2015年のアキラマイマイの新種記載・命名に代表される貝類の分類学的研究や、貝類標本作成法としての「肉抜き法」の国際的普及などで多大な成果を挙げています。また、環境省などの各種委員としてレッドデータブックの編さんや稀少種の選定をしたり、保全施策の立案・実施を行うなど、動物分類学および生物多様性保全に多角的に貢献してきたことが評価されました。
動物学教育賞は、活発な啓発活動などを行い動物学の社会への普及に著しく貢献した個人または団体に贈り、その功績を表彰することを目的として、2011年に創設された賞です。これまでに畑正憲、矢島稔、本川達雄の各氏など、動物学教育に顕著な功績のあった方々が受賞者に名を連ねています。
○今回の受賞理由や、賞の趣旨、過去の受賞者などは、下記WEBページをご覧ください。
http://www.zoology.or.jp/news/index.asp?patten_cd=12&page_no=381
○近年の主要な研究成果(プレスリリース)はこちら
驚愕の新種! その名は「サザエ」 〜 250年にわたる壮大な伝言ゲーム 〜
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id468.html
驚異の新種! アキラマイマイ 〜「晴れの国おかやま」を象徴するかたつむり 〜
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id263.html
【本件問い合わせ先】
大学院環境生命科学研究科(農)
准教授 福田 宏
TEL: 086-251-8370
(18.06.18)