岡山大学 農学部

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【プレスリリース】捕食者との同居は死んだふりを長くする~5世代で見られた迅速な進化反応~

2025年07月08日

 岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(農)の宮竹貴久教授は、東京大学 総合文化研究科 広域科学専攻 広域システム科学系の松村健太郎助教と、岡山大学農学部の卒業生たちとともに、コクヌストモドキを餌とし、コメグラサシガメを捕食者として、5世代のあいだ同居させたところ、死んだふりの持続時間が有意に長く進化することを確認しました。一方、死んだふりの生じる頻度や活動量に、捕食者同居による影響はみられませんでした。捕食者が存在する場所で暮らすコクヌストモドキは、存在しない環境のそれより死んだふり持続時間が長いという先行研究の結果(Konishi et al. 2020)と併せ、捕食者の存在によって死んだふり行動が進化することを実証できました。この研究成果は7月8日午前0時(日本時間)、Springerの日本応用動物昆虫学会誌「Applied Entomology and Zoology」にオンライン掲載されます。

詳細は下記URLをご覧ください。

参照リンク

https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1404.html

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