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生物学科の高橋卓教授、本瀬准教授他が、植物の木部分化を促進する生理活性物質ザイレミンを開発

岡山大学大学院自然科学研究科(理)の髙橋卓教授、本瀬宏康准教授、髙村浩由准教授の共同研究グループは、植物の維管束木部分化を促進する生理活性物質「ザイレミン」の開発に成功しました。本研究成果は2月16日、英国の科学雑誌「Scientific Reports」電子版に掲載されました。
 研究グループは以前、実験植物シロイヌナズナを用いて、維管束の木部分化を抑える植物ホルモン「サーモスペルミン」を世界に先駆けて発見していました。今回の研究では、その合成阻害剤を人工合成して木部分化を促すことを突き止め、木部(ザイレム)の誘導にちなんで「ザイレミン」と名付けました。ザイレミンの利用は植物の発生研究にとどまらず、木質バイオマス生産などへの応用も期待されます。
 詳しくはリンクのプレスリリースをご覧ください。

http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id370.html