学生・研修医の皆さんへFor Students & Residents
先輩からのメッセージ
内藤 貴教 (2012年 奈良県立医科大学卒)
現職:岡山大学病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科 医員
略歴:2012年3月:
奈良県立医科大学卒業
2012年4月~2013年12月:
岡山大学病院研修医
2014年1月~2015年3月:
高松赤十字病院レジデント
2015年4月~2020年4月:
岡山医療センター医員
2020年5月~2022年3月:
岡山大学病院循環器内科大学院
2023年4月~現在:
岡山大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科医員
医学生・研修医の皆さんへ
五感を究め、患者さんの笑顔を創り出す喜びを
耳鼻咽喉・頭頸部外科は、五感という繊細な領域を扱う、非常にやりがいのある分野です。患者さんの笑顔を間近で見たいという情熱をお持ちの皆様にとって、きっと最良の選択肢の一つとなるはずです。私たちと一緒に、耳鼻咽喉・頭頸部外科医の道を歩みませんか?
皆様、こんにちは。内藤貴教と申します。私は、約10年間、岡山大学循環器内科医局にお世話になり心不全の臨床研究等に従事してまいりました。素晴らしい先生方との出会いは、かけがえのない財産です。そして現在は、安藤教授率いる耳鼻咽喉・頭頸部外科において、日々研鑽を積み、非常に充実した毎日を送っています。回り道をしたからこそ、この科の奥深い魅力と、岡山大学の素晴らしい環境を改めて実感しています。
私が耳鼻咽喉・頭頸部外科医を志したきっかけは、祖母、父、弟が耳鼻咽喉科医であり、身近な存在であったこと、そして私自身も重度のアレルギー性鼻炎に苦しみ、鼻閉による睡眠不足から救われた経験からです。また、耳鼻科単科の病院を承継するかどうか迷い、見学に訪れた際、祖父母の代から通われている患者さんから「よろしく」と温かい言葉をかけていただき、地域医療への貢献を心に誓ったことも、大きな影響を与えています。
岡山大学耳鼻咽喉・頭頸部外科医局には、以下の魅力があると思います。
最高のやりがい
耳鼻咽喉科は、高齢化社会に伴い需要が高まっており、患者さんの生活に最も近い診療科の一つです。耳、鼻、喉、口腔、顔面、頸部と、扱う領域は多岐にわたり、それぞれに特有の疾患や治療法があります。顕微鏡や内視鏡を駆使した精密な検査や手術、高度な画像診断技術を駆使し、聴覚、平衡覚、嗅覚、味覚といった五感のスペシャリストとして、患者さんのQOL向上に貢献できます。
多様なキャリアパス
耳鼻咽喉・頭頸部外科専門医取得後は、大学病院や総合病院での臨床、研究、教育に加え、開業医として地域医療に貢献するなど、多様なキャリアパスを選択可能です。
充実したワークライフバランス
耳鼻咽喉科は、ワークライフバランスを重視する医師にとっても魅力的な診療科です。当直や残業の頻度は比較的調整しやすく、女性医師も多く活躍しており、出産や育児と両立しやすい環境が整っています。
温かいチーム医療
医師、看護師、言語聴覚士、臨床検査技師など、多職種と連携しながら、患者さん一人ひとりに合った最適な治療を提供できるチーム医療を学ぶことができます。医局内の雰囲気も非常に良く、皆が互いに協力し合いながら業務に取り組んでいます。
皆さんへのメッセージ
耳鼻咽喉・頭頸部外科は、五感を彩る奥深い世界で、患者さんの笑顔を見ることができる、非常にやりがいのある仕事です。専門性・将来性・ワークライフバランス・チームワーク・社会貢献等、将来的なキャリアプランに合わせて、多くの選択肢がここにあります。ぜひ一度、安藤教授率いる「利他の精神」を尊ぶ岡山大学耳鼻咽喉科医局に見学にいらしてください。皆様の情熱と優しさが、きっと誰かの笑顔を照らす力になるはずです。岡山大学で、私たちと一緒に耳鼻咽喉・頭頸部外科医の道を歩みましょう!